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(株)ディー・ディー・エス【3782】の掲示板 2017/03/17

従来の方式を超える画期的な「周波数解析法」を採用

NTTコムウェアの指紋認証ソリューション「e-UBF」が、従来の指紋認証方式と異なる点を教えてください。

松谷 光男 NTTコムウェア株式会社 ビジネスインテグレーション部 パートナー営業部長
松谷 「e-UBF」の最大の特長は、「周波数解析法」(※1)を用いていることです。この方式では、指紋の紋様をスライスした断面を波形と見なし、その波形情報を百数十ライン取ります。そのデータ全体の特徴を比較照合して認証を行うわけです。この波形情報の解析という方法は、NTTが持っていた音声認識技術を応用したものです。

周波数解析法を用いるメリットの一つは、「登録拒否率が0%」ということです。つまり、どんな人でも登録できる。当然のことと思われるかもしれませんが、実は従来の方式では少数ながら登録拒否が発生します。それに対して「e-UBF」は、数万人のユーザが拒否されることなく登録されているという実績があります。

また、プライバシー保護やなりすまし防止の点でも優れています。まず、波形情報から元の指紋の紋様を復元することは不可能。さらに、シリコンなどで偽造した指紋では、感熱センサーを採用しているため、指紋を再現しただけでは、認証されません。熱伝導率の違いにより、形状が同じだけでは、本物の指と同じ画像が取れないのです。
このように、従来の方式にない画期的メリットを持つ周波数解析法を、指紋認証に活用しているのは、「e-UBF」(※2)だけ。しかも同クラスのサービスの中でもコストパフォーマンスに非常に優れています。

周波数解析法
従来の指紋認証方式とはかなり違うものと考えていいわけですね。ほかにはどのような特長があるのでしょうか。

松谷 残留指紋のない「スイープ型センサ」を用いているのも特長です。センサ上で指を軽く滑らせるだけなので、“指紋押捺”のイメージからくるユーザの心理的負担を軽減できるほか、定期的クリーニングが不要という実用的メリットもあります。