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GMO-PGは昔から値動きが荒い株。最近はフィンテック関連として注目されていることもあり、短期勝負の人たちの売買がかなり増え、ますます値動きが激しくなっている印象です。

GMO-PGに限らず、株価が下がると「競争激化」「成長鈍化」という意見がでてきます。
GMO-PGのどのビジネスが、どの会社と競争激化するというんでしょうね?「○○社と激しく競争している」なんて聞いたことないですがw。
少なくともGMO-PGの主力事業である決済代行ビジネスでは、かつて煌星のごとくいた決済代行業者は相次ぐ手数料値下げで利益が出なくなり、すでに多くが撤退しています。GMO-PGは年間の決済処理金額が現在4兆円ぐらいだけど、このくらいの規模で処理ができないと利益が出ないビジネスだから、儲かりそうだからと言って簡単に新規参入できません。決済ビジネスは信用面から、外資の参入も容易じゃないので、外資参入の動きも聞いたことがありません。
競争相手と言えるのは実質2社ぐらいだけど、パイが急拡大しているので"競争激化"という感じじゃないですね。電子決済市場は当面、成長鈍化を不安するような状況でもないです。

「QRコード決済との競争激化ガー」という人もいるけど、QRコード決済もクレジットカード決済を利用しているし、そもそもGMO-PGはQRコード決済ビジネスの黒子的存在。5月の決算説明会ではQRコード決済26社中15社に何らかのかたちで関与しているとのことでした。GMO-PG全体への利益貢献は今のところ大したことないですが、抑えるところはしっかり抑えていますねw。

QRコード決済は7payの不正問題で味噌がつく格好となったけど、裏を返せば、決済ビジネスは専門性が高く、素人が軽々に始めると大やけどすることを知らしめた面もあります。
今後、GMO-PGのような決済専門の会社に、システム開発や運営を委託する会社が増えていくと予想しています。QRコード決済はいずれ淘汰されていくとは思いますが、そうした場合でもGMO-PGの仕事に繋がりそうですね。

GMO-PGはもともとハイバリュー(高PER)の株。株価が将来の成長をかなり織り込んだ面もあるけど、三井住友フィナンシャルグループとの次世代決済プラットフォームやBtoB市場への展開など、まだ評価されていない新しいビジネスも立ち上がってきており、将来が楽しみなところです。

アメリカ株を見ると電子決済関連のVisa、Mastercard、Paypalなど軒並み高値を更新している状況。年初から3~4割も上昇しています。電子決済は世界的規模で急成長しているということです。日本の電子決済市場は欧米よりも遅れていますが、裏を返せば成長ポテンシャルは欧米よりも高いということ。

GMO-PG株は、昨年末に親会社の株売却による需給悪化懸念からの急落があったため、年初来ではずいぶん上げているように見えるけど、長期的に見ればここのところ1年以上、大して上昇していません。短期勝負の人の売買が増えているし、急落後の急上昇があるとしばらく利食いが出やすくなるので、株価が一時的に停滞するのは仕方のないところですね。

さて、どうなることやら。
以上、中長期的な視点ですので、悪しからずw。