ここから本文です

「なぜソフトバンクはARMを買収したのか?」

ARMの強みは、スマートフォンやタブレット市場において、アプリケーションプロセッサで約85%のシェアを持つことにフォーカスされがちだが、実は、IoT(Internet of Things)の領域において、極めて重要な位置付けを担っている点が見逃せない。家庭内で使われるさまざま機器や、今後さらなる電子化が進展する車などにも、ARMの活躍の場はある。そこに孫社長は目を付けている。

しかも、今後もARMの売り上げは増えることはあっても減ることはないだろう。ARMはモバイル市場を事実上独占しており、唯一のライバルとなっていたIntelは、モバイル市場からの撤退を余儀なくされた。モバイル市場は、先進国でこそ市場が成熟しているが、発展途上国では依然として成長を続けており、今後も成長を続けるだろう。PCやサーバーといったIntelが依然として強い市場への参入は現在までのところうまくいってないが、ARMの前にはIoTという巨大な市場が横たわっている。