ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)ディジタルメディアプロフェッショナル【3652】の掲示板 2020/05/13〜2020/06/06

  • >>789

    すでにいくつかの商用利用をスタートさせた存在がある。それがヤマハの「ランドカー」だ。このランドカーは、新世代のモビリティとしてだけでなく、自動運転の面でも実績を積んでいる。

     ヤマハのランドカーをかんたんに言えば、ゴルフ場を走るゴルフカート(電動カート)を公道走行可能にした乗り物だ。


     最先端技術の結集ではなく、昔からゴルフ場を走りまわる車両が基本となる。実はヤマハは、ゴルフ場向けのゴルフカートの国内トップメーカーで、毎年6000台ほどを国内向けに販売。海外向けも合わせると、年間6.6万台を生産しているのだ。

    ■全国での実証実験、40回以上

     そのゴルフ場向けの電動車両を公道で走らせることになったのは、「2014年の石川県輪島市からの要望がきっかけでした」と、ヤマハ発動機株式会社 先進技術本部 研究開発統括部 LSM開発部 事業企画グループ 田口慎一郎氏は説明する。


     目的は、高齢者の移動手段の確保と観光向けの足。そこでヤマハは、ゴルフカートに軽自動車のナンバーを取得し、公道を走れるようにしたランドカーを世に送り出した。ヤマハのランドカーは電動で環境に優しく、低床で乗り降りもしやすい、そしてなによりも低コストである点で、輪島市の要望に応えることができた。