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>>343

さむ子の2Q決算と長期予報②

④半導体市況の見通し
1)ウエハーは半導体市況の遅行指標です。ウエハーは半導体の素材なのでデバイスの回復が先行するのは当然の帰結です。
2)半導体市況をトータルに見れば、2Qで底打ちか、最終調整局面にある。
デバイス別にみれば、ディスクリート、オプト、シーモス、パワー半導体は堅調。ロジックは2Qでほぼ底打ち。マイクロやアナログは、ルネサスの決算では、在庫調整がほぼ最終局面。テキサスは少し慎重な会社予想。問題はメモリーですが、単価暴落にもかかわらず、データ社会の到来で出荷ビット数は増加。NANDは在庫調整が最終局面で、販売額は3Qで、単価は4Qには反転を予想。DRAMは7月からスポット価格が上昇したが、3Qの契約価格は低下し未だ調整中。⇒メモリーについては価格の推移に注目
3)シリコンサイクルは復活する。根拠は①これまでの経験則、②5G、IOT、AI、車載、GAFAなどデータ社会の到来、③半導体市況の低迷にもかかわらず、2019年1QのEDAの売上高が過去最高レベルの成長を遂げ、今後の半導体生産の裾野の拡大を示している。④米中貿易戦争などの影響で、現時点で堅調な最終電子商品はスマホに次いで半導体を消費するPCぐらいであり、穏やかな回復、息の長いサイクルになる。5Gや車載、データセンターは穏やかに回復。AR、VRなどは市場規模が小さいなどなど。

  • >>344

    さむ子の2Q決算と長期予報③

    半導体市況の内、NANDとマイクロは予想通りの展開です。
    1)NANDの2Q世界販売額は1Qと横這い、3Qは2Qを上回ると予想
     TrendForceが発表した2019年2QのNAND市場の動向調査結果によると、2Qはオフシーズンの1Qから回復したこともあり、総ビット消費量は1Q比で15%増となった。しかし、在庫の解消にまではいたっておらず、契約価格の下落などもあった結果、売上高は横ばいの約108億ドルに留まった。3Qについてはピークシーズンであるため、NANDの需要を押し上げると見られるが、米中貿易紛争などの影響から、その需要は2018年よりも弱くなると分析している。ただし、NANDの供給量は、6月に発生した東芝メモリ四日市工場の停電の影響から減少したこともあり、3Q契約価格の下落幅は縮小する見通しで、出荷数量の伸びに伴い、売上高は2Qを超える可能性が高いとの見方を示した。NANDは底打ちに向かっていますが、ウエハーの投入量の回復については、在庫調整が継続する結果、しばらくかかりそうですね。

    2)マイコン市場は2019年下半期には回復傾向
    IC Insightsによると、マイコン市場は2019年上期(1~6月)の市場規模は前年同期比13%減、出荷数量も同14%減と低迷したが、2019年半ばからマイコン市場は安定化の兆しを示しており、下半期には回復傾向となり、その結果、2019年通年の売上高は史上最高値176億ドルを記録した2018年比で5.8%減の165億ドルとなるほか、出荷数量も前年比4%減の269億個にまで持ち直すと予想している。