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(株)SUMCO【3436】の掲示板 2018/11/07〜2018/11/09

三菱UFJモルガンスタンレー証券のレポートより

説明会のポイント(11 月7 日16 時30 分開催)
(1)ウエハ価格動向
・300mm では18 年4Q までに16 年4Q 比で45%上昇(YoY20%程度上昇、従来通り)。
 19 年と20 年の契約(価格や数量)は8 割程度を締結済み。
 21 年以降は3 割程度を締結済み。
 200mm では20 年までの契約は5 割から6 割程度を締結済み。
(2)ウエハ数量動向
・全口径で堅調な需要が継続。
 300mm ウエハの顧客在庫月数は前回決算説明会時の0.5 か月程度から若干増加している。
 しかしながら、適正水準である1 か月程度まで増やすためには、業界全体で300 万枚が
 必要となり、すぐには戻らないだろう。
・18 年の需要成長はGDP 成長を上回る。
 半導体微細化の鈍化が背景にある。
 メモリ投資の先送りにより、急激なウエハ増量要求は沈静化したが、中期的な需要は堅調とみている。
・300mm の業界全体の供給能力は、18 年600 万枚/月強
 (このうちテストウエハ約80 万枚/月、プライムウエハ520~530 万枚/月程度)。
・ブラウンフィールド(BF)は、業界全体で100 万枚/月程度あったが、すでに70 万枚/月程度は
 実行済みで、残りは30 万枚/月程度とBF による増加余地は少ない。
 業界全体の供給能力は19 年末に650~660 万枚/月、20 年末に約700 万枚/月になる見通し。
 ただ、21 年以降の価格はグリーンフィールド(GF)投資に見合わない水準で、GF 投資は
 業界全体としてもそれほど行われず、21 年以降は一層需給がひっ迫する可能性。
・仮に、供給が需要を100 万枚/月上回るなら供給過剰と言えるが、30万枚/月程度では供給過剰とは
 言い切れず、ゆらぎの範囲だろう。
(3)業績動向
・3Q 営業利益は会社計画を上回った。これはウエハ価格上昇が計画通りに進む一方で、従来想定ほど
 にはコストが上昇しなかったため。
 なお、北海道地震の影響は営業利益を3.3 億円押し下げた。
・4Q 会社計画の営業利益は209 億円で、前四半期比で減益となる。
 これは減価償却費の増加(20 億円増加)と300mm ウエハ主力工場(伊万里)の定修影響が主因。

  • >>711

    UFJの決算説明会レポートありがとうございます。助かりました。

    さむ子の4Q売上高予想が840億円と3Q比でわずか6億円(1%弱)にとどまる理由がどのように試算しても理解できなかったのですが、伊万里工場の定期修理の影響ですね。昨年3Qのさむ子の説明会資料には4Qに行う定期修理の影響で300㎜ウエハーが5%の数量減と書かれていました。

    さむ子の工場ごとの定期修理のサイクルは分かりませんが、4Q売上げ1%弱増にとどまる理由は、少なくとも5%以上の300㎜ウエハーの数量減の影響ということになります。細かいことはまた書き込みますが、4Qの減価償却予想を見ると11万枚のウエハー増産は4Qから始まるが、本格稼働は2019年1Qからということになりそうです。


    >4Q 会社計画の営業利益は209 億円で、前四半期比で減益となる。
     これは減価償却費の増加(20 億円増加)と300mm ウエハ主力工場(伊万里)の定修影響が主因。