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(株)J-MAX【3422】の掲示板 2019/06/22〜2020/10/31

相川伸夫のピックアップ銘柄20年3月期本決算フォロー
http://okuchika.net/?eid=9222
簡単にではありますがフォローコメントを掲載したので、こちらにも共有させて頂きます。

●丸順(3422)

 私が今、一番注目している企業です。
 業績見通しを5割近くの企業が見送る中、名証2部上場の丸順は前提条件と共に開示した。
 減収減益ではあるものの自動車部品会社でまさかの黒字での見通しでの開示があり、大変驚いた!
 丸順は日本・中国(広州と武漢)・タイで製造をしており、海外連結会社は3か月ズレて丸順の連結決算に合わされる。

※今期1Q=日本は3~6月、中国(広州・武漢)+タイは1月~3月の業績が出る。つまり、完全にロックダウンしていた売上80%減などと報道のあった2月3月の中国が今期の業績見通しに計上されており、かつ、日本では非常事態宣言の影響の強い今期が含まれており、にもかかわらず黒字だと想定しているのは正直驚きました。
 よって、今期の1Qは相当に悪い数字であることは間違いありません。
 個人的には赤字であろうとすら試算しており、もし黒字で着地出来たならポジティブサプライズなのではないかと思うほどです。

 本来であればコロナの影響さえなければ前期も過去最高利益を更新していただろうし、今期も東プレからの仕事で日産のデイズやルークスの車種の増加、トヨタのカムリの仕事の増加などで過去最高益更新だったことでしょう。
 2016年3月期には連結自己資本比率4.2%の危険領域(単体ではアウト)であったものが、現在では連結自己資本比率25.2%も急速な改善かつ本業で最高益を叩きだしているほどです。
 低PER株はリスクが高い(業績のブレや一撃大赤字等)からこそ敬遠されるのは常識です。とはいえ、実力ベースでの評価で見た時には同社のPERは2を下回ります。
 IRも大変積極的であり、東プレとの提携・EV事業への躍進、世界トップレベルの冷間プレス加工技術、3000tの新規プレス導入等、株価は右肩下がりでも会社の実体はますます輝きが強まるばかりです。
 前期EPSは204.9円で着地して、配当は8円でした。配当性向にして3.9%ですが、その8円でも配当利回りは1.7%に及ぶほどの安い株価で放置されています。
 中経最終年度の2023年3月期のEPSは約260円であり、この時の配当性向が15%であるなら39円であり、現状株価での配当利回りでは8.3%です。
 経済が通常の戻りさえすれば十分に実現可能圏内であると私は分析しています。
 プレス企業はシクリカルであり、リスクも高く見られる企業ですが、それでも一般的にはPER6~10での評価あり、さすがにPER2は低すぎるのではないか?と思います。
 ちなみに本業の実力値(特益除く)で評価する低PERランキングでは大抵TOP10に位置している状況が続いています。
 今期上期での経常利益予想は15億と予想されていますが、1Qは壊滅的であると推測するとよほど2Qは強く、下期は不透明ゆえに横這いで数字を置いているのではないか?と勘ぐってしまいます。今後どうなるか非常に注目しています。
 1Qが赤字で売られる展開になったなら、そこが面白いタイミングではなかろうか?と考えます。

 ・19年10月21日放送【株式会社丸順 齊藤社長】直撃インタビュー
  (KCR総研) ⇒ https://youtu.be/Y6LoR5oHlx8

 こちらに同社の斎藤代表との対談での動画があるので、興味がある方は一度ご覧になってもらうと良いでしょう。

  • >>628

    その通りだと思います。
    本田の株価もすでにコロナショック前に戻っており、
    近々、680円に向けて見直しが入るのではと思っています。

  • >>628

    アディさん、こんばんは。
    ご無沙汰しておりますが、お元気そうで何よりです。

    通期計画の発表を見送る企業が多い中で、減収減益とはいえ黒字という計画を発表したのは、新型コロナの影響を除けば中期経営計画を着実に実現しており、不況下でも黒字経営を維持できるところまで経営体質が改善したのだと思います。

    1Qに関しては武漢は3月初旬まで操業停止となり、1Qの売上は半分以下。
    広州も3割以上の売り上げ減と思いますので、中国での損益は赤字かも。

    タイも元々損益分岐点近い水準だったところに新型コロナの影響があり、ここも損益は赤字と見ています。

    ただ、日本の本社については、ホンダ鈴鹿が中国からの部品調達難で下振れするものの、ホンダ鈴鹿と同水準に伸びてきている東プレ向け金型などが増加し、単体決算は黒字と思います。

    連結では確かに赤字となる可能性もありますが、ホンダの武漢は急激に生産回復しているようなので、ひょっとしたら1Qから連結黒字の可能性ありですね。

    中間配当4円のみを発表し、通期での配当予想を出さなかったのは、
    新型コロナの第2派が極端に悪化して再度のロックダウンなどのリスクを考慮。
    期首計画通りの売上利益なら、通期での配当は増配すると見ています。

    自動車プレス部品銘柄の中で、筆頭株主の東プレと共に黒字の通期計画を出しており、同社の事業拡大に関連する増収要因も大きいのでしょう。

    慌てずじっくり構えて、期待して参りましょう!