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(株)トリドールホールディングス【3397】の掲示板 〜2015/04/07

>>18911

>前年度、なぜ、極端な数値になったのか

横レス失礼。

現象だけ見れば、去年(14年3月期)は売上が落ち込んだから。今年は売上が伸びたから。

一部の人は、その原因はカビ騒動だと主張している。しかし、私はそうは思わない。
というのも、一昨年(13年3月期)には既に、店舗当たりの売上が低下する傾向が明確に見られていたからだ。しかし、当時はTV宣伝を連発する事により、売上を高めていた。(TV宣伝があった月は明らかに他の月より売上が高い)

一方、去年は、そのTV宣伝を殆んど行っていない。ドーピング効果が無くなり、売上は低迷した。今年は、出店を控えつつ、TV宣伝を行い、既存店の売上増を図った結果、宣伝後の売上は一昨年並まで回復した。これが実際起こった事だ。

ここからは考察だが(小売の動向に関しては書かない。銘柄固有の問題ではない)
無論、カビの影響は本質的面や、間接的面においては影響があった。

「本質的な話」
そもそも、一昨年に店舗当たりの売上が低迷しだした原因は、既存店の一部の劣化だと思っている。その劣化の結果、カビ問題が発生した。つまり、店舗の劣化こそが売上低迷の原因であり、カビはその結果でしかない。(根本を解決しなければ、カビ問題は何度でも起こる。)
丸亀製麺は新しい業態であり、当初はピカピカの店舗で、フレッシュ?な気分の店員を使って商売をしていた。しかし、全ての店舗は劣化する。それは避けられない。他のチェーン店は、劣化店舗を容赦無く潰す事で、それをやっているが、丸亀は、ほぼやっていない。ならば、改装や再教育等の金のかかる事もこなさなければならないが、そのシステムを構築できるかどうかが問題だ。

「間接面」
TV宣伝の効果を理解していながら、去年はやらなかった。カビ問題の後、ほぼやってない。何か思うところがあったのか?それとも、カビ問題が風化するのを待っていたのか?

「今後」
適度にTV宣伝すれば(しょぼくない期間限定商品も必要)、一昨年レベルの売上(店舗当たり)は確保できるだろう。業績はそこから算出できる。ただ、去年までのような出店スピードは望めないから、業績の伸びのスピードも大体計算できる。業績の天井もある程度見積れる。
好業績は出せても、この会社が更に大きくなるには、別のブレークスルーが必要だ。成功率が低くても、怪しげな別業態にちょくちょく手を出し続けるのは、その辺の意識が有るのだろう。そういう意味で、コナズ珈琲などは興味深い。店舗数を増やせる業態なのか気になる。


とは言え、これは長期の話。来週の株価とは何の関係も無いけどね。