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日清紡ホールディングス(株)【3105】の掲示板 2017/09/14〜2017/09/27

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bpoxt001 強く買いたい 2017年9月18日 11:41

FCVとEVの論議が活発ですね。

先週、中国や欧州ではガソリン車からEVへシフトするニュースが出ました。FCVよりEVの方が先行で扱いやすい「単語」だったからでしょう。

FCVとEVの争点は大きくは「コスト」「走行距離」だと思いますが、コスト面で今回日清紡の技術が大貢献する事になりましたね。

今までは、FCV1台当たりの白金触媒コストは約40万円、部品コストの40~45%を占めているそうです。しかし今回日清紡の世界初IRの何がすごいか?それは価格が1g 4000円前後の白金に代わり、1g 1円に満たない炭素が使えるようになった事でFCVの価格が大幅に下がる訳です。1/4000はすごいですよね。水素の価格も技術の進歩と普及でどんどん価格が下がるそうです。

すでに、トヨタやヒュンダイ、FCVを扱う自動車メーカーには日清紡の製品サンプルが届けられ市販に向けて検討されていると考えます。そのくらいのスピードでないと自動車メーカー各社は生き残れません。

走行距離600kmのMIRAIも販売価格がぐっと下げられる訳ですね。ヒュンダイの次世代燃料電池車は2018年に市販され航続800km目指すそうです。一方、EV勢と言えば、日産リーフは走行距離280km。ベンツのEVは走行距離180km。長距離を運転したい場合話になりません。テスラは865km走れますが価格が1000万円。この価格で一般への普及は難しいでしょう。

走行距離競争では蓄電技術に依存するEVは、FCVには勝てません。

EVはテスラのような自動車メーカーでなくても参入出来ますが、FCVは歴史ある自動車メーカーでないと参入が難しいのです。ドイツメーカーもFCVを2025年頃までに実用化を目指すと言ってますが、トヨタに相当な遅れをとっている訳です。

先月、石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルとホンダ、トヨタが米カリフォルニア州北部で水素ステーションを拡充することを決め、そのプロジェクトに同州のカリフォルニア・エネルギー委員会が約1600万ドル(約18億円)の補助金を出します。カリフォルニア州はFCVの普及にも熱心です。

蓄電能力のみに依存するEVも用途によってこれから普及はすると思いますが、自動車メーカーの技術力が加わるFCVの方が未来があると考えます。