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(株)三越伊勢丹ホールディングス【3099】の掲示板 2019/11/13〜2020/03/06

私も、百貨店の役割は終わったのではないか、と思う内の一人です。

昔は近所の商店街に、服屋、靴屋、カバン屋、スーツの仕立て屋等がありましたが、百貨店に行けばいっぺんに何でも揃う、しかも品質も(いい意味で)ピンきり、種類も豊富だったので庶民も利用する余地がありました。
それゆえに、結婚式等、人生の大事なイベントで使うもの(少なくともスーツ、革靴、ネクタイ等に限って言えば)は、百貨店で買う、といった風習が人々に根付いたのだと思います。
当時(昭和?)は、庶民にとって身近な存在でした。
(上野の松坂屋ですが)買い物が終わって、屋上の小さい遊園地で遊んで帰る、というのを今でも覚えてます(笑)

しかし現代の百貨店は、(例えば極端な表現ではありますが)5万円の扇風機を思い付きで買う、もしくは毎週高級ブランドを買う、といった国民の1%の富豪を主だった顧客としか考えない場所になっているのでは?
(まさにインバウンドがそうでしょう)

改正派遣法により、非正規社員が増え終身雇用、年功序列が無くなり、中流層が底辺に追いやられ、格差がどんどん広がる中で、百貨店を利用する「対象」が年々減っているのです。
この傾向は、今後もはてしなく続きます。

もはや日増しに減っていく「百貨店を利用する客(富裕層?)」の奪い合いだけをやってる始末です(笑)
なので店頭でお客様に向かって社長が挨拶をする、といったような事では、何の解決にもなりません。
店頭での挨拶は「内向きの発信」である為、常連客しか気付きません。
「外向きの発信」は何んなのか?を考えるのが経営陣の仕事です。


また、今日に限って言えば、ここだけジリ貧でしたが、業界最大手という事だけあって、大都市圏以外の「利益を生まない不良資産(=土地、建物)」がまだまだあるので、その処分を見据えての動きだったと思います。(ま、もちろん理由はそれだけではありませんが…)
資産を処分して現金化しても運営で解かすのも、経営陣の能力如何によっては簡単です。
よって、個人的にはPERはもちろんの事、PBRに至っても、まだまだ割高だと思います。


最後に、経営陣には、昔ながらの百貨店の良さを思い出して欲しいものです。