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キユーピー(株)【2809】の掲示板 2018/12/29〜2019/07/19

>>64

海外事業の進捗を大きく見込んだ中期経営計画の評価で上がっていたのですね…
当時のことは知らなかったので、ここ数年の業績の成長率からすると割高なPER20倍越えの理由が判った気がします。

その後の利益の成長が中期経営計画を大きく下回ったのなら、業績拡大を前提とした上昇分は剥落。
小幅な利益成長が持続するならPERが15倍から18倍くらいに落ち着くのかもしれませんね。

  • >>81

    cai*****さん、こんばんわ♪

    >海外事業の進捗を大きく見込んだ中期経営計画の評価で上がっていたのですね…

    そうですね。2010年頃はアジア諸国が急成長してましたからね。中国のGDPの伸び率も現在よりずっと高くて、アメリカを2010年代に追い越すといわれてましたから。

    それにキユーピーがアジア進出を本格的にやりだしたのも2010年からなんですよ。
    キユーピーが初めて海外進出したのはタイで1981年でした。翌年米国にQ&B FOODS, INC.とゆう会社を作っていますが、アジアでは中国の北京に1993年に工場を作っています。しかし当時はアジアではマヨネーズを食べる習慣がなかったので採算性は全くなくて将来への投資だったんです。

    今世紀になってアジアでの食の洋風化が進んでマヨネーズの需要も飛躍的に伸びて中国の杭州に2002年に工場を作っています。さらに2009年にはマレーシアに、2011年にはベトナムに、2013年にはインドネシアにマヨネーズ工場を作って本格的にアジアを中心とした海外市場進出をやりだしたのです。

    キユーピーは2012年までは海外での売上、利益を公表していませんでした。海外の売上は全体の4%程度だったからです。これは他の一流食品企業に比べて極端に少ない比率です。アジア地域で大都市を中心に急速に需要が伸びてきていたので、2019年における海外の売上高を全体の20%以上にする目標を立てたのです。

    この目標は達成できないでしょうけど、欧米諸国の経済が今後先行き不透明な中でアジア地域は確実に経済成長して食の欧米化もさらに進んでいきますから、長期的視野に立てばキユーピーは着実に実績を伸ばしていくことは間違いないと思いますね。

    >小幅な利益成長が持続するならPERが15倍から18倍くらいに落ち着くのかもしれませんね。

    うんうん、あたしもそれぐらいが妥当だと思うわ♪

    キユーピーは2013年1月に出した2019年度の長期予想を過大に見積もって達成できないことが明らかになったので、今回は相当控えめな予想を出していると思いますね。

    2019年度会社予想では、売上:5600億円、経常利益:344億円となっています。一方、IFISのコンセンサス予想は、売上:5771億円、経常利益:363.5億円となっています。

    コンセンサス予想を達成するのはちょっと難しいかも知れませんけど、会社予想は低すぎると思いますね。