(株)トランスジェニック【2342】の掲示板 2015/10/03〜2015/10/05

島根県出雲市は、細胞診とＨＰＶ検査の併用検診に６年前から取り組んでいます。早期発見の人が４倍に増え、進行して転移の可能性がある「浸潤（しんじゅん）がん」は激減しました。ＨＰＶ検査でウイルスに感染をしていなかった人は、がん検診を受ける間隔を長めにでき、検査費用の削減につながります。検診受診率も４倍になりました。今では、島根県全体に併用検診を広げる動きが出ています。

　●江別市が現在試みている方法は、病院ではなく自宅で、自分で子宮から粘液を取るＨＰＶ検査です。ウイルスに感染していた人はみんな、より詳しい検査を受けました。また、医師が採取するのと自分で取るのとで、検診結果に大きな差が今のところ出ていません。将来、●自宅で自己採取する検診が広まる時代が来ると考えています。

　こうした検査の結果、前がん病変や、１期の大きさが１センチまでない段階でがんを見つけられれば、子宮の出口部分だけを取る手術をしたり、レーザーで患部のみを取ったりする治療も選択肢に入ってきます。

　ＨＰＶ検査を併用した検診でがんを早期に発見することは、早期に治療するための鍵になります。自分自身や娘さんなどをがんから守るため、がん検診への関心を強く持って、行動してほしいと思います。

北海道新聞より