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(株)ジーエヌアイグループ【2160】の掲示板 2015/07/19〜2015/07/25

【GNI考察(2)】
一方、アイスーリュイが販売されている中国はいかがでしょうか。

中国の人口は約13.5億人(1,349,335,152)で、Esbrietが販売対象国とする全人口の3倍以上です。医薬品の市場規模で見ても、既に中国の医薬品市場は日本を上回っていると見られており、2017年には欧州主要国連合を上回り、日本にはダブルスコア近くの差をつける見通しとされています。

また「発症率・有病率の差」という観点で考えても、中国は世界一の喫煙大国であり、それに加えて大気汚染も深刻なレベルで年々進行しているので、発症率が他国に比べて高いことは容易に推察できます。参考データとして、肺がんでは世界における2012年の新規患者の36%が中国人であり、世界人口に占める中国の比率(19%)を大きく上回っています。
# 12年に肺がんになった人は世界で182万人のところ、うち65万人が中国人であり、2025年には中国の発症数は年100万人に迫るという試算もあります。

さて、そんな「中国」で14年Q1より販売されているアイスーリュイの売上推移は下記となります。

(単位:M$ ※IM社との比較のため単位を合わせています)
14Q1 0.16
14Q2 0.38
14Q3 0.88
14Q4 1.12
15Q1 1.80

初年度の数字としては十分ですが、正直、Esbrietと比較するとアイスーリュイの売上は芳しいとは言えません。薬剤の性質及び市場で独占販売しているという点は同じであるのに、なぜアイスの売上は伸びていないのでしょうか。