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東証大引け 反落、米株安でリスク回避 ワクチン治験中断も冷や水
2020/9/09  水曜日  15:25

9日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比241円59銭(1.04%)安の2万3032円54銭で終えた。前日の米株式相場の大幅下落を背景に、リスク回避姿勢が強まった。新型コロナウイルスのワクチン開発進展への期待感の後退もあり、幅広い銘柄が売られた。

日経平均は午前の取引開始直後に2万3000円を割り込んだ。取引時間中としては8月28日以来。米株安の余波は上海市場など他のアジア市場にも波及し、市場心理の悪化から日経平均は一時、前日比400円近く下げる場面もあった。ハイテク株が大幅に下げた米市場の流れを引き継ぎ、半導体関連や電子部品株の下げが目立った。

英製薬大手アストラゼネカが開発中のコロナワクチンで、臨床試験(治験)を一時中断すると表明したことも相場に冷や水を浴びせた。ワクチン完成で経済活動の再開が本格化するとの期待感が縮小したことで、景気敏感株にも売りの手が広がった。

ただ、市場で中長期視点での景気や企業業績の回復見通しは崩れておらず「足場固めの調整」(大手証券)との見方は根強い。日経平均は午後に入り、日銀の上場投資信託(ETF)買いへの期待などもあって下げ渋った。ただ、米国株の調整の先行きが見通せないとして慎重姿勢が当面続くとの声も出ていた。

JPX日経インデックス400は反落。終値は前日比134.92ポイント(0.92%)安の1万4501.27だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、15.49ポイント(0.96%)安の1605.40で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆4180億円、売買高は13億6045万株と、いずれも8月28日以来の高水準だった。東証1部の値下がり銘柄数は1497と、全体の7割近くを占めた。値上がりは588、変わらずは87銘柄だった。

ソフトバンクグループは一時7%安まで売られたが、終値では2.9%安まで戻した。東エレクやアドテストが安い。カシオやSUBARU、中外薬が下落した。一方、川崎汽や商船三井、郵船の海運3社がそろって大幅高。東ソーやNECも上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

1571 - (NEXT FUNDS)日経平均インバース上場投信 東証大引け 反落、米株安でリスク回避 ワクチン治験中断も冷や水  2020/9/09  水曜日  1