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(株)ジャパンインベストメントアドバイザー【7172】の掲示板 2018/06/25〜2018/07/24

>>554

この議論については以下のように私は考がえますよ

今回議論されているIFRS第16号の会計基準変更はIFRSは将来的には全ての
リース取引をオペレーティングリースではなくファイナンスリースに扱おうと
しているような意図があるのかも知れません。

【現状】 
 オペレーティングリース
  貸手 リース対象物件を固定資産として計上
     固定資産の減価償却実施
     受取リース料と原価償却費が費用と収益として対応
  借手 支払リース料を費用処理するのみ

 ファイナンスリース
  貸手 リース物件購入価額をリース債権、買掛金として計上
     リース物件購入価額を利息法等の方法で費用処理
      ※リース物件購入価額を貸付元本として扱っている
  借手 リース料総額のうち資産相当額をリース資産及びリース負債に計上
     リース資産について減価償却実施

【IFRS第16号対応後】
 オペレーティングリース(貸手は変更なし、借手は変更あり)
  貸手 リース対象物件を固定資産として計上
     固定資産の減価償却実施
     受取リース料と原価償却費が費用と収益として対応
  借手 リース対象資産を使用権資産として計上(?)
     リース料支払義務を負債として認識(?)
     リース対象資産の減価償却実施
      ※?は私の推測の意味です

 ファイナンスリース(変更なし)
      
●●●●
IFRSは本来あるべき論でリース会計の変更を行おうとしているように
思いますが日本の会計基準は必ずしもIFRSに全面的に従っている訳では
なくて相違点もいくつかありますよね。

例えばのれんの消却も日本基準は 20年以内の償却 ですがIFRSは償却不要です。

日本の会計はいいとこどりしているよう面もあり、行政サイドも税金は
取ればよいっていうものではないことは認識しているはずです。

経済発展に貢献するよう税制面からも支援することも税制の役割ですし
投資の促進を後押しするオペレーティングリースという制度は必要であると
思います。

JIAの株価は軟調ですが、今は貿易戦争のリスクの方が意識されている
からでしょう。

JIAの成長性に今のところ問題はないと思いますが会計・税制の変更リスク
はこれからも定期的に意識されるでしょうね