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アセンテック(株)【3565】の掲示板 2017/10/04〜2017/11/29

■ちょいテク

そんなの知ってるよ!って人にはごめんなさい。
知らない人向けの投稿です。

現物と信用買いでは、期限の有無・金利の発生・単価の平均化の観点で性質が異なります。

今回お話したいのは、単価の平均化についてです。

現物は、タイミングをずらして買っても購買済現物と合わせて単価が均される為、平均単価を下げようと思えば買い下がるしかありません。
即ち、小反発があったとしても下降トレンドが継続すれば資金の続く限り買い下がるか、一部損切りしてナンピン資金を確保するしか手段がないことになります。
これでは少し行動の選択肢が狭いと思いませんか?

対して信用の場合は、売買タイミング毎の単価が変わることはないので、ナンピン買いし続けた後に小反発すれば、高い単価と安い単価で買った株のみを対象にして、相殺決済・或いは部分的利確が可能になります。

■凡例
現在の株価
1000円

保有建玉
①1100円で1単元
②1000円で2単元
③900円で2単元
平均取得単価=980円

ここで、①を1単元、③を1単元売ります
取引結果はゼロサム。
→平均単価≒967円

平均取得単価が下がります。
しかもナンピン買いして余裕がなくなった資金を解放でき、更に下がったところをナンピン買い出来ます。

資金を確保する目的で、これに類似した行為を現物で行おうとすれば、一部を損切りする他なく苦しいです。

これが建玉の操作です。
これが、資金が限られている個人投資家にとり、また

信用枠を、単なる投資枠の拡大と考えず、ちょっとしたテクニックとして使っていきましょう。

最後に格言を
「株式取引とは、平均取得単価を下げるゲームである」