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サインポスト(株)【3996】の掲示板 2024/02/29〜2024/04/12

>>912

つづき
ところが、日本のコンビニにおけるキャッシュレス決済比率はまだ3割程度で、残りはすべて現金です。そのため、同じ仕組みをそのまま導入すると、残り7割の顧客を取り逃がしてしまうことになりかねません。

TOUCH TO GO(TTG)は、ファミリーマートと提携し、「無人決済店舗」を日本全国に拡大しているJR東日本系列の企業が展開する店舗です。TTGでは、入店時は特に認証などを行わずにすべての顧客を招き入れ、退店する直前にレジを設置し、現金やクレジットカード、電子マネーなど、複数の手段で支払いが行えるようにしています。

店内の行動で、手に取った商品はすべて把握できているので、レジにはそれら商品の一覧が表示され、あとは支払うだけです。来る者は拒まず、去る前に支払ってという訳ですね。

その1つは「商品の小まめな入れ替えへの対応」です。棚の商品の入れ替えがほとんど発生しない米国に対し、日本では季節限定商品など小まめに棚の配置や商品の入れ替わりが発生するため、こうした作業が楽に行えるよう改良が加えられています。

このほか、日本のコンビニでは他国と比べてホットスナックや冷凍食品などバラエティ豊かな商品を取りそろえていますが、こうした高温や低温商品を従来の重量センサーとそのまま組み合わせることは難しいため、前述のTTGは専用に開発したセンサーを取り付け対応しています。
また、TTGの場合、この仕組みがうまくはまるのは「普通のコンビニを出店するには売上が足りないが、ニーズはある程度ある」という商圏の場合であると現状では考えています。

コンビニで一番のコストとなるのは人件費なので、「売上が少なくても、少ない人数で店舗をまわせば利益は確保できる」というのがTTGのビジネスモデルとなります。