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(株)ジャパンディスプレイ【6740】の掲示板 2019/06/16〜2019/06/17

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たけし 強く買いたい 2019年6月17日 11:08

[東京 17日 ロイター] - 経営再建中の中小型液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)は17日、最大800億円の出資受け入れに合意していた中国、台湾計3社の企業連合のうち、台湾の電子タッチパネル大手TPKホールディングから出資見送りの通知を受けたと発表した。ただ、香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントが新たに企業連合に加わることなどから、調達額に変更はないとしている。

TPKは2億3000万ドル出資する予定だった。これに対して、オアシス・マネジメントは1億5000万ドル出資する方針で、出資の実行に必要な内部の機関決定を27日までに行う予定。

一方、旧台中連合のうち、台湾の投資会社CGLグループ(出資予定額1億3000万ドル)からはいまだ機関決定をした旨の連絡は来ていない。中国の投資会社ハーベスト・テック・インベストメント・マネジメントからは、出資予定金額1億9000万ドルを2億ドルに増額変更した上で、27日までに機関決定に諮る旨の報告を受けた。

ハーベストは、TPKとオアシスの差額と台湾の投資会社が離脱した場合の不足額(2億1000万ドルからハーベストが増額する1000万ドルを差し引いた最大2億ドル)の追加出資や、JDIが資金需要に応じて発行する可能性のある第3回新株予約権付社債200億円の引き受けについても機関決定に諮る。

JDIによると、国内の事業会社などを中心としたグループや海外の事業会社からもそれぞれ出資の意向表明を受けているという。

JDIは2019年3月期まで5期連続の最終赤字に陥っており、事業構造改革と資金調達が急務となっていた。今回、オアシスの参加とハーベストの増額で目先の資金繰りについてはひとまずめどがついた格好だが、成長に陰りが見えるスマートフォン向け液晶に依存する事業構造に変わりはなく、厳しいかじ取りは当分続きそうだ。