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(株)ソシオネクスト【6526】の掲示板 2024/04/06〜2024/04/08

朝日新聞20240405掲載
(けいざい+)みちのくの半導体:中 産学を集積、東北大が描く「勝ち筋」
https://www.asahi.com/articles/DA3S15904888.html
 「実学尊重」を掲げる東北大側には、学内で研究開発した技術や特許などを実社会で事業化したいとの思いがあった。17代総長で「ミスター半導体」と呼ばれた故西沢潤一(1926~2018)をはじめ、フラッシュメモリーの発明者、舛岡富士雄らを輩出し、研究の裾野が広い。
 MRAM関連では、東芝出身で、大学の国際集積エレクトロニクス研究開発センター長、遠藤哲郎が先駆者の一人。大学発スタートアップ「パワースピン」(仙台市)も最高技術責任者(CTO)として率いる。
 民間企業、学術界の双方から、半導体業界の栄枯盛衰を見てきた遠藤が「勝ち筋」と語るのが、サイエンスパーク構想だ。台湾当局は1980年に創設した新竹科学園区を皮切りに、学術研究機関や民間企業などが集積するサイエンスパークを展開。産学官の情報のやりとりが密に行われ、「半導体産業のエコシステムができている」と遠藤。PSMCと東北大を中心に、同じ仕組みを東北内につくる構想を思い描く。「社会を動かすのは企業だ。ただ人材や技術がわき出る最初の泉のような場所が大学だ」
 基盤はある。キオクシア岩手(岩手県北上市)を筆頭に半導体工場は東北各地に点在。東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)など製造装置や素材を供給する体制も一定の蓄積がある。経済産業省によると、東北の半導体関連の出荷額は全国の約17%を占める。