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(株)中村超硬【6166】の掲示板 2020/06/01〜2020/06/06

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無明 強く買いたい 2020年6月6日 22:14

社会連携講座の概要
・設置期間 2020年10月1日 から 2025年9月30日(5ヵ年間)
・代表教員 脇原 徹(東京大学大学院工学系研究科総合研究機構 教授)
・研究目的

塗装工程は、塗布、乾燥という単位操作が連続的に進行するプロセスです。顔料微細化などの材料高機能化、乾燥時の自己組織化などの操作パラメータ最適化、スケールアップ時のプロセス最適化といった多岐にわたる研究項目が存在します。

また、現在の新型コロナウイルス感染症の拡大という状況と、“ポストコロナ社会”を見据えると、革新的なコーティング技術に対するニーズが高まることが予想されます。具体的には、「抗菌・抗ウイルス機能を有し、感染拡大防止を実現するコーティング技術」「スマート/リモート社会の基盤を支えるコーティング技術」等が想定されます。

本社会連携講座では、多様な学問分野における東京大学の卓越した研究成果と企業の実用技術開発力を融合させることで、革新的なコーティング技術ならびに表面処理技術を創生してまいります。具体的には、新たな機能を有する塗装材料の探索、塗料の設計、塗装プロセスの革新等につながる物理的・化学的プロセスの解明や制御技術の確立等に取り組んでまいります。そして、これらを軸に未来の社会課題解決の可能性を提案することを目指し、以下の3つの方向性で共同研究を進めてまいります。

①抗菌・抗ウイルス機能を有し、感染拡大防止を実現するコーティング技術の研究
②将来予測されるスマート/リモート社会の基盤を支え、社会の効率性向上に貢献するコーティング技術の研究
③環境負荷低減/社会コスト抑制に貢献するコーティング技術の研究

・教育目的
塗料には複合的な機能(防汚、防曇、防菌、濡れ制御等)が同時に求められると同時に、次世代のコーティングでは従来と全く異なる塗装プロセスが必要となる可能性があります。このような次世代のコーティングにおいては、高機能な塗料の調製条件を理解した人材、塗布時の分子レベルの挙動を理解した人材、塗装工程全体を俯瞰して新たな塗装プロセスを設計できる人材など、新たな知識と技術を習得した人材が求められます。本講座では、このような高度人材の育成を推進するとともに、次世代の高度人材を輩出するための教育プロセスの確立にも積極的に取り組みます。