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(株)ステムリム【4599】の掲示板 2021/12/16

このあと第三相試験の準備に進むということから、この第二相試験は成功したと言えます。第二相試験とは比較的小人数で有効性と安全性をテストするものであり、これが失敗となるのは、薬剤が期待通りの効果を上げなかったか、予想外の毒性副作用がみられたかのいずれかですが、そういうことではなかったわけです。
ちなみに急性期脳梗塞の市場規模は国内だけで18.7万人です。海外は米国だけで69万人です。現状では発症から限られた時間内に手の込んだ治療を素早く行う必要あり、これをタイミングよく受けられる患者はごく僅かと言われます。レダセムチドによる点滴だけで効果があるなら、どんな小さな病院でも準備ができ、需要は世界規模で膨大になると思います。
上記はレダセムチドにおける急性期脳梗塞の話です。ポイントは、レダセムチドは表皮水疱症、心筋症、変形性膝関節症、慢性肝疾患でも同時に治験を進めていることと、このあとレダセムチドに続く第2、第3の再生誘導開発候補薬が出てくるということです。これほどの広がりや発展の可能性を持つなかで、今回の治験結果は非常に重要でした。うまく行けばほかの全てにおいても期待が拡がりますが、失敗すればダメな薬として一気に他の期待まで萎んでしまうからです。
ここまでレダセムチドはパーフェクトな成績で各段階の様々な試験を通過しています。つまりこの薬は脳梗塞にだけ効くものではなく、本質的に組織の再生を促す仕組みがあり、何にでも効くのではないかという壮大な期待を抱かせます。
強気な6万まで行くポテンシャルを秘めているとの事ですかしこ