ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)リボミック【4591】の掲示板 2021/09/18〜2021/10/11

参天製薬のアイリーアについての紹介によると
アイリーア治療効果の出る患者とは、投与後すぐに新生血管が治まり視力改善へと向かい、最初の一ヶ月の改善が目覚しく、2ヶ月目から半年目まではわずかな緩やかな改善へとなる。そして半年後からは高止まりし、その後は改善値を維持するための投与へと移っていく。
つまり、アイリーアは治療開始から徐々に徐々に良くなっていく薬ではなく、即効性があるが半年ほどで改善は高止まりする特徴がある。

豆腐試験の被験者は、直近の過去8ヶ月に4回のアイリーアを投与されたにもかかわらず新生血管が治まらなかった患者。実際は、もっと長い治療歴のある被験者もいるだろう。
つまり、抗VEGF療法の特徴から言って、8ヶ月あるいは数年の抗VEGF療法を受け続けたのにもかかわらず改善しなかった患者が、この治験に参加して突然アイリーア単剤で改善し始めるということは起こらないということだ。

新生血管のVEGF経路を抑えるには、VEGFAとCを抑えなければならないが、アイリーアはAのみ。
一方、fgf2はVEGFR2というレセプターにも結合しVEGFAとCにも作用するので、併用すれば相乗効果が生まれる。また、VEGFとは別のSTAT3を介する新生血管経路にもfgf2は関わっており、抗VEGF耐性患者を対象にしたこの治験で改善を示した群が確認できたことは明るい。