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(株)レノバ【9519】の掲示板 2019/07/19〜2019/08/05

レノバ、発電事業好調で成長継続、大型洋上風力発電の開発海域が「有望な区域」に選定される 2019/08/02 09:26
レノバ<9519.T>が1日、2020年3月期の第1四半期決算を発表した。
 連結売上高は35億4800万円(前年同期比6.1%増)、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は15億8500万円(同10.4%減)、純利益は1億1900万円(同50.3%減)だった。業績は期初の予想通りに順調に進ちょくしている。
 19年3月期末に四日市ソーラーが連結化され、また5月にも那須烏山ソーラーが運転を開始し、いずれも売上増の要因となった。加えて、7月に軽米西ソーラーが発電を開始し、連結子会社化も行われており、第2四半期から売上に貢献することで、同社事業の成長は今後も継続する。
 一方、前年同期には苅田バイオマス事業の事業開発報酬を計上したが、当四半期は事業開発報酬がなかった。また事業開発への先行投資が増加したことで、第1四半期時点での利益は、前年同期比で減少している。
 なお、下期には大型の事業開発報酬が計画され、通期で40億円の計上を見込んでいる。2019年3月期の実績が22億円であるため、通期では前期を上回る事業開発報酬が期待できそうだ。 通期業績は売上高175億円(前期比24.1%増)、EBITDA94億円(同19.1%増)、純利益21億円(同26.6%増)で、当初の予想と変更はない。
 そのほか、特筆すべき事項として、同社が手掛ける洋上風力発電事業に関連し、動きがあった。経済産業省、国土交通省の両省が、再エネ海域利用法における促進区域の指定に向けて、全国各地から寄せられた情報をもとに有望な区域の選定を行っており、7月30日にその有望な区域を発表した。
 「既に一定の準備段階に進んでいる区域」11区域を選び、その中からさらに「協議会の組織等の準備を直ちに開始する有望な区域」として4区域を選定した。この特に有望といわれる4区域の中に、同社が開発に取り組む「秋田県由利本荘市沖」が選定されている。
 今後、4区域での詳細調査や地元調整を経た後に促進区域の指定が行われ、事業者選定の公募が実施されることになるもよう。同社は数年来、由利本荘沖で国内最大級(約700MWの発電容量)の事業開発を続けており、その動向に注目だ。