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5日の日本株は続落が警戒されている。4日の米国株市場でNYダウは、前日比345ドル安で終了した。

米国市場では長期金利の上昇圧力が続くなか、パウエルFRB議長は「市場が秩序のない状況になれば問題視するだろう」、「金融市場に持続的な逼迫がみられるようなら懸念する」などと発言したが、具体的な政策対応への言及がなかった。米金利上昇に拍車が掛かっている。

同時に議長は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から米国の経済や雇用が完全に回復するにはまだ長い時間がかかるとの認識を示した。改めて当面はインフレより雇用重視の金融緩和を続ける方針を示唆したことで、先行きのインフレ懸念も金利上昇を持続させた。

日本株は米国発の金利上昇と米株大幅安、金利上昇によるITハイテク関連株などへの打撃が重石となる。5日は米国の雇用統計や週末を控えて、当座の利益確定売りやポジション調整売り、新規投資の手控えなどが優勢となりやすい。
日本の企業や機関投資家は3月の年度末決算が迫っており、決算対応売りやヘッジ売りの持続も見込まれる。

ただし、米金利上昇はドル高に寄与している。日本株は過度な下落が抑制されやすい。日本株は3月の年度末に向けて配当の権利取り需要も残されており、押し目買い需要の残存も注視されそうだ。