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【USD】個人消費支出の掲示板

本日のニューヨーク為替市場は、明日の3月米雇用統計の発表を控え動きづらいという声も一部では聞かれるものの、NY朝方から昼前までに発表される米経済指標の結果次第では動意づくこともありそうだ。

 前週分の米新規失業保険申請件数は市場予想が68.0万件とされ、予想通りであれば約1年ぶりの強い数値となる。3月米製造業PMI改定値(予想:59.2)も速報値から上方修正が見込まれ、同ISM製造業景気指数(予想:61.3)などは2004年以来の水準を記録することが期待されている。

 米経済の正常化に向けた動きが確認され、米長期債への売りが再び強まるようであれば、金利高を背景にドルが上値余地を探る展開もありそうだ。ただ逆にさえない結果ともなれば、明日の雇用統計を前に持ち高調整のドル売りが進む可能性も念頭に入れておきたい。

 なお本日は、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が閣僚級の会合を開催。協調減産の内容次第では原油相場がかなり荒れそうだ。為替相場では産油国通貨の値動きが注目される。特に本日はメキシコが祝日のため、メキシコペソの流動性悪化には注意が必要だろう。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは昨年3月26日高値111.30円。ペソ円は昨年3月3日高値5.61円が意識される。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めは昨日安値110.28円。ペソ円の下値めどは3月29日安値5.28円。