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prismhit~~~明日から令和ですね。
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>>6251

インテルはAI向け半導体の開発を急いでいる。9日にはデータセンター向けAI半導体の新製品「ガウディ3」を数カ月以内に投入すると発表した。米メタの大規模言語モデル(LLM)で比較した場合、米エヌビディアの主力AI半導体「H100」に比べてデータ学習速度が平均で1.5倍速いという。

インテルは生成AIの追い風で業績が急拡大したエヌビディアと明暗が分かれている。エヌビディアは株価が1年間で約3倍に伸びた一方、インテルは同期間で2割程度の上昇にとどまる。インテルはAI半導体に開発資金を投じて巻き返しを狙う。

もう一つの注力分野であるファウンドリー(半導体製造受託)事業は立ち上がりに時間がかかっている。インテルは1〜3月期のファウンドリー事業の売上高が前年同期比10%減の43億6900万ドルだった。同部門の営業損益は24億7400万ドルの赤字だった。

インテルの主力のパソコン向けCPU(中央演算処理装置)を中心とする「クライアントコンピューティング」部門は1〜3月期の売上高が前年同期比31%増の75億3300万ドルだった。パソコンでは端末側でAIを処理するための半導体の出荷を増やしている。

米政府は3月、インテルに最大85億ドルの補助金を支給すると発表した。同社は補助金を活用して西部アリゾナ州などの投資を増やし、製造能力を引き上げる。ゲルシンガー氏は補助金を得るために米国で半導体の自国生産を促す法律が成立するように働きかけてきた。

半導体産業は水平分業の構造転換で台湾積体電路製造(TSMC)などが台頭し、かつて市場をけん引したインテルの停滞感が強まっていた。21年に古巣のインテルのCEOに就いたゲルシンガー氏による立て直しは、市場が期待するよりも時間がかかっている。