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サンバイオを応援する掲示板の掲示板

>>7979

rup様

今回の説明会では具体的な内容が見れたので、色々と検討出来るようになりましたね。

しかもその日のうちに動画配信までして頂けたことも非常に素晴らしかったです。


私は以前も投稿していますが、やはり受傷期間の差が大きかったと考えております。

今回の外傷性脳損傷は受傷後12カ月ですが、それに対して慢性期脳梗塞は受傷後6カ月となっています。

この掲示板でも急性期と慢性期の差を混同されておられる方をよく見かけますが病態的に違いますので、やはり別で考えた方が良いようですね。

一般的に脳梗塞受傷してから6カ月がプラトーと言ってこれ以上回復が見込めないとされており、これ以降を慢性期と呼んでいます。

しかしこの事は一概に言えないと実際の現場で患者さんの変化を見ている者として捉えています。

今回のグラフを見てもSB623を投与すれば効きやすい人もいるし効きにくい人もおられます。

同じように6カ月で回復に線が引かれていますが、それより前に伸び悩む方もいますし、逆に1年経っても回復されている方もいます。

やはりだいたい病態が落ち着くまでには1年は欲しいかなと思っています。

そのため次回治験が再デザインされる際は、受傷後この6カ月の期間を12カ月へ延長する事になるのでは無いかと考えております(他にも変更点はいくつかあると思いますが)。

患者さんも1年待てばSB623を投与出来ることになるので、投与患者数の減少にはならないと思いますので、売り上げには問題ないでしょうね。

  • >>7986

    これは慢性期脳梗塞主要項目未達の際に投稿した内容です(一部読みやすいように修正をしましたが)。


    「SB623の効果を確認する必要があるのに、運動機能の伸びしろがある方が入れば、コントロール群の数値が伸び、逆に投与群の数値が伸びない現象もあり得ますね。

    アメリカは日本と違い理学療法士はDr.に近い存在で社会的地位もかなり高いです。

    日本は最短3年ですが、アメリカは6年で免許授与。アメリカは独立してクリニックを立ち上げられますが、日本は無理といったレベル差があります。

    脳卒中の治療は評価に基づいて細やかなハンドリングという熟練された手技により、制御出来なくなった運動を修正する必要があるため、セラピストの技術によってもかなり差がでます。

    日本ではセラピストは選ぶことが出来ませんし、払うお金も均一です。

    しかしアメリカでは高額の報酬を払えば、理学療法士が経営するクリニックなどで質の良いセラピストのリハビリを受ける事が可能です。

    もしもそういうコントロール群の患者さんが有名なクリニックのセラピストにみっちり訓練を受ければ、FMMSの点数もそれなりにアップするのではないでしょうか。

    しかも特に1年以内の患者さんなら点数は更に上がりやすいはずです。

    逆に投与群の患者さんがリハビリを受けずに過ごされたり、質の悪いリハビリを受けていたら益々差は縮まりますね。

    これはサンバイオの誤算であったように思います。

    次回治験デザインのやり直しがあるのであれば、治験の間だけはせめてリハビリに関して考慮するか、それが難しければ慢性期とはいえソニアさんの様に2年ほど経過し状態が更に固定化した方に対して行うなどの対策が必要かもしれませんね。

    私も現場感覚で慢性期ノットイコール6ヶ月のような気がします。

    ただサンバイオはそれでも大丈夫と思って勝負にいったのだと思いますがf^_^;

    まぁ、これは今後データから明らかになってくることでしょうね。」


    今回の慢性期脳梗塞フェーズ2bにおけるリハビリの条件はどうなっているのか、分かる方がおられれば是非教えて欲しいです^ ^

  • >>7986

    TBIの結果報告を拝見しました。

    対象は、受傷後中央値69ヶ月、平均95ヶ月なんですね。

    control群は、最短で受傷後28カ月なんですね。2年以上経過して、症状が十分に固定された方々ですね。

    また、慢性期1/2a試験では、受傷後6ヶ月-3年が対象で、平均22カ月経過された方々でしたね。さらに、重症な方を選定されていましたね。

    慢性期2bでは、症状が固定されていない(受傷後6-12か月)、比較的程度の軽い方が含まれたのでしょうかね。

    Robiさんの意見と同様で、受傷後6-12か月が多く含まれると、統計的な有意差を出すのが難しいのでは、と推察します。

    前例の無い治験ですので、仕方ないですね。でも、大きな知的財産ですね。

    個人的には、以前と変わらず、SB623の薬効を信じております。

  • >>7986

    Robiさま、わざわざレスありがとうございます!
    固定化期間は6か月から12か月まで情報によってまちまちでもっともな話と思います。
    実はRobiさんには色々と質問したいことがあるのですが、
    自分の考えがまとまっていない等あり控えていました。良い機会なので書いてみます。暇な時にレスいただければと思います。
    脳梗塞が慢性化すると症状が固定化して改善しなくなる、これは厳密に言えば症状が固定化するとリハビリで改善しなくなる、ではなくリハビリ効果に天井があるという理解でよろしいでしょうか?fugl-meyor motor functionを例に採りたいと思います。
    仮にまったく同じ体質で同じ脳梗塞になったAさんとBさん
    がいるとします。Aさんはリハビリをちゃんと続けていてFMMS50で安定し、発症後2年を迎えたとします。
    Bさんはリハビリに真面目にとりこまずFMMS値30で安
    定してしまい2年を迎えたとします。
    その後Bさんは半年間リハビリに真剣に取り込むようになります。Aさんはリハビリ効果の天井に達成しているため2年半後の数値も50のままです。Bさんはというとリハビリをさぼっていた分リハビリ効果が出てFMMS40と10ポイント改善しました。こーいうことはありえますか?

    それとRobiさんの半年後より1年後の方が効くという話ですが、それはありそうだなと感じています。FMMSが30以上改善した奇跡の患者が16.9か月(最小値の患者)から32か月あたりに集中していますね。ソニアさんも発症後2年でした。SB623は発症後1~3年あたりが一番効くのかもと感じています。TBIの結果を見てもSB623は効かない筈がないと感じてますので慢性期phase2bにも必ず奇跡の患者がたくさん生まれている筈で結果を見るのが楽しみになってきました。