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サンバイオを応援する掲示板の掲示板

>>7986

Robiさま、わざわざレスありがとうございます!
固定化期間は6か月から12か月まで情報によってまちまちでもっともな話と思います。
実はRobiさんには色々と質問したいことがあるのですが、
自分の考えがまとまっていない等あり控えていました。良い機会なので書いてみます。暇な時にレスいただければと思います。
脳梗塞が慢性化すると症状が固定化して改善しなくなる、これは厳密に言えば症状が固定化するとリハビリで改善しなくなる、ではなくリハビリ効果に天井があるという理解でよろしいでしょうか?fugl-meyor motor functionを例に採りたいと思います。
仮にまったく同じ体質で同じ脳梗塞になったAさんとBさん
がいるとします。Aさんはリハビリをちゃんと続けていてFMMS50で安定し、発症後2年を迎えたとします。
Bさんはリハビリに真面目にとりこまずFMMS値30で安
定してしまい2年を迎えたとします。
その後Bさんは半年間リハビリに真剣に取り込むようになります。Aさんはリハビリ効果の天井に達成しているため2年半後の数値も50のままです。Bさんはというとリハビリをさぼっていた分リハビリ効果が出てFMMS40と10ポイント改善しました。こーいうことはありえますか?

それとRobiさんの半年後より1年後の方が効くという話ですが、それはありそうだなと感じています。FMMSが30以上改善した奇跡の患者が16.9か月(最小値の患者)から32か月あたりに集中していますね。ソニアさんも発症後2年でした。SB623は発症後1~3年あたりが一番効くのかもと感じています。TBIの結果を見てもSB623は効かない筈がないと感じてますので慢性期phase2bにも必ず奇跡の患者がたくさん生まれている筈で結果を見るのが楽しみになってきました。

  • >>8073

    こんばんは。

    質問頂いていたのですね。
    最近忙しくて掲示板をあまり見れていませんので今日気付きました^_^;

    細かな話は置いておいて、

    適切なリハビリによって正しい運動学習がなされることによりその刺激に対してシナプスが伸び、新たな神経回路を構築し腕を動かす神経が指のコントロールも担ってくれるようになるなど巧緻動作が向上することもあります。

    ただし慢性期の患者さんでは、特定の神経回路で運動がパターン化され、かつ廃用が進行しているため、短期間での10ポイント上昇の改善は非常に難しいレベルです。私の経験上、受傷数年経過の方では聞いた事がないですが。

    万が一可能であるとすれば、優秀なセラピストに担当が交代し、かつ患者も相当なやる気になった場合ぐらいでは無いでしょうか。

    つまり患者さんによっては慢性期であったとしても伸び代がかなり存在しているのにも関わらず、リハビリ担当者が攻めきれていない所があったというところでしょうかね。ただ、関節可動域の維持などの手入れは継続してされていた方には限ると思いますが。

    そして、
    モチベーションも非常に大切で、集中する事で感覚が更に研ぎ澄まされ、それが運動の改善に寄与する事は充分あり得ます。これは昔論文で読んだことがあります。

    ちなみに
    このモチベーションにおいてはプラセボ効果と非常に関わりがあると推測されますね。