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2160 ‐(株)ジーエヌアイグループの掲示板

説明会第一報/長谷川アナリスト

グローバル製薬企業としての事業体と評価獲得を狙う

10月31日16:00より、メディア及び機関投資家向けの事業戦略説明会が実施された。旧Catalyst Biosciences(CBIO)との取引完了、及び同社名称変更後のGyre Therapeutics(Gyre、日本語読みはジャイア)が米国時間10月31日寄り付きよりナスダック市場で取引開始されることを機に、改めて当社のグローバル戦略が体系的に説明された。

冒頭では、新商号である「Gyre」の由来が太平洋亜熱帯循環をはじめとした「還流」にあり、グローバルに展開する製薬企業として打って出る、との意気込みが込められているとの説明がなされた。現状、収益の多くは中国におけるアイスーリュイの開発販売、米国における生体材料(代替骨)の販売及びcullgenの契約一時金・マイルストン収入が占めている。売上構成だけ見れば既に一定のグローバル化が実現できているが、米国でのF351治験開始、グローバルでのcullgenの研究開発促進、Elutia Inc.(ELUT)からのオーソバイオロジクス事業の一部譲受を契機とした生体材料事業の発展、及びこれら研究開発を推し進めるための調達基盤の拡張やグローバル目線での投資家評価の獲得など、より深い意味で事業体をグローバル化させる方針を意図したものと見られる。

また筆者個人としては、グローバル展開を加速すると共に「グローバルバリュエーションの獲得」を目指すと打ち出された点が注目できると考えた。F351はアンメット・メディカル・ニーズに対するブロックバスター薬として期待されており、第Ⅱ相の良好な結果及び第Ⅲ相の進捗状況に鑑みれば、当社ポテンシャルは十分に株価に反映されていないと筆者は見ている。現時点におけるGyre側の開示状況は限定的で、当社子会社のポテンシャルが米国市場で正当に評価されるには一段の情報の非対称性の緩和が肝要だろうが、Gyre株の再評価が進むことで、連れて当社株の見直しが進む可能性があると見て、動向を注視したい。

こんなに早くの解説、ありがとうございます💛

❷❸に続く~

  • >>19013

    おはようございます。

    yakushimaru様☺️

    早々にレポートありがとうございました…


    本日の気配は
    この地合いで…

    不自然な大量の売りがあり、
    空売り調べ上げたら
    証券監視取引委員会に通報します。

    やりますよ…

    思い知れ笑

  • >>19013

    先日の長谷川氏のレポートで気になったのが、
    「Gyre側の開示状況は限定的で、当社子会社のポテンシャルが米国市場で正当に評価されるには一段の情報の非対称性の緩和が肝要だろう」の
    「情報の非対称性」です。

    これは、Gyre内では既知でいろいろな情報があるが、
    株主にはまだ非公開、と受け取れます。
    そこで非対称なものはなにか、想像してみました。

    1)提携先 2)パイプライン

    1)提携先は、ある大手製薬会社がF351に興味を持っていると、数年前に繰り返し聴いたことがあります。すでにいろんな方がファイザーやロッシュなどをあげていますが、ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)もその一つにあげたいです。
    BMSは2016日東電工とNASHや肝硬変に対する臨床試験を開始。しかし2023/9に有効性を認めず試験中止となりました。よって次なるNASH治療薬を探しているとことでしょう。BMSはペプチドリームと初期に始めた試験(詳細?)も中止となったばかり、F351のようなより確実な候補を探し求めていると推測します。

    どの段階で明らかになるかはわかりませんが、提携先は大いに期待したいです。

    2)GyreのHPでパイプラインには載っていませんが、
    GNIのHPでは、F351が腎線維化の治療薬となりうる、と記載があります。

    「アメリカで、成人の13%が糖尿病で、同30%が糖尿病に発展する高いリスクを持った糖尿病予備軍といわれる、、
    慢性腎臓病は、その原因にかかわらず腎線維症の進行、すなわち、コラーゲンが過剰に蓄積された状況です、、科学的知見では、TGF-betaシグナル経路が腎線維症プロセスに関わっているといわれています。

    アイスーリュイとF351とは共にTGF-betaシグナル経路の阻害物質であり、多様な動物実験で、肺、肝臓、腎臓の線維症に有効であることが確認されており、慢性腎臓病治療への希望が持てる新たな治療アプローチといえます。」
    https://www.gnipharma.com/rd/research-area/renal-disease/

    よって、今後GyreのHPにF351のパイプラインに腎線維症が追加される可能性は十分あると推測します。まだ先の話ですが、新たにもう一つの提携先が現れるかもしれません!
                    以上お花畑からの妄想でした。