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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2024/04/28〜2024/05/06

半導体関連株に再び買いの好機が訪れている。ここにきて目先高値警戒感から大きく値を崩す銘柄が多かったが、これは喉から手が出るほど「半導体株が欲しかった」実需筋にとってはポートフォリオに組み入れる願ってもないチャンスといってもよい。同時に今回の急な調整局面からの仕切り直しの動きが、半導体株物色の裾野の広がりを暗示している。
●「買われ過ぎ」が解消された半導体

 4月新年度入りから東京株式市場にはリスクオフの高波が押し寄せ、日経平均株価は4万円大台を割り込んでのスタートとなったが、その後は切り返すどころか次第安の展開となり、特に4月中旬以降は下げ足を一気に強め3万7000円台を割り込む場面もあった。想定外の大乱調だったが、これは半導体関連株全般への利益確定売りが加速したことが背景にある。日米で半導体主力銘柄の決算発表期に突入したことも、投資家の疑心暗鬼を増幅させた。決算内容の良し悪しよりも、事前コンセンサスの高さが足かせとなり売られる銘柄が相次いだからだ。

 しかし、不安心理が理屈を度外視して独走し、売りが売りを呼ぶ状況に陥ることは株式市場では起こりがちである。後で振り返ってみれば、実はそこが買い場だったというケースは多い。売り圧力の源泉はファンドの持ち高調整(買いポジションを軽くする動き)といった平時の需給要因であっても、メディアを通じて喧伝されるネガティブ・シナリオと共鳴して思わぬ急落につながることはよくある。しかしそれが大勢トレンドの転換を意味するケースはむしろ稀であり、買われ過ぎた反動で値を崩すのであれば、買われ過ぎが是正された時点で参戦するのは理にかなっている。