九州大学発スタートアップのHIROTSUバイオサイエンス(ヒロツバイオ、東京・千代田)は、自宅でがん検査が手軽にできる「N-NOSE at home」を今春にも始める。専用サイトで購入した検査キットで尿を採取すると、自宅まで引き取りに来てくれる。6週間以内に胃がんなど15種類のがんの有無が分かるという。
まずは福岡県と東京23区で始める。同社が契約した運送会社の社員らが自宅を訪れて検体を受け取り、検査場まで運ぶ。料金は税別9800円。別途、数千円程度の送料を見込むが、詳細は精査中としている。
ヒロツバイオは体長1ミリメートルの線虫という生物を使い、微量の尿からがんの有無を検査できる技術を持つ。線虫が、がん患者の尿に含まれる特有の臭いに集まる性質を利用したもので、判定精度は約85%という。このほど自動解析装置など検査体制を整え、1カ月あたり最大5万件の検査が可能になった。
バビル4世 2021年1月6日 20:41
いよいよスタート
線虫使い自宅でがん検査、九大発スタートアップ
2021/01/06 19:06 日経速報ニュース 391文字
九州大学発スタートアップのHIROTSUバイオサイエンス(ヒロツバイオ、東京・千代田)は、自宅でがん検査が手軽にできる「N-NOSE at home」を今春にも始める。専用サイトで購入した検査キットで尿を採取すると、自宅まで引き取りに来てくれる。6週間以内に胃がんなど15種類のがんの有無が分かるという。
まずは福岡県と東京23区で始める。同社が契約した運送会社の社員らが自宅を訪れて検体を受け取り、検査場まで運ぶ。料金は税別9800円。別途、数千円程度の送料を見込むが、詳細は精査中としている。
ヒロツバイオは体長1ミリメートルの線虫という生物を使い、微量の尿からがんの有無を検査できる技術を持つ。線虫が、がん患者の尿に含まれる特有の臭いに集まる性質を利用したもので、判定精度は約85%という。このほど自動解析装置など検査体制を整え、1カ月あたり最大5万件の検査が可能になった。