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東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2016/11/20〜2016/11/21

>>330

根拠はこうなる。

ガンダーセン氏によると、福島第一原発の場合、チェルノブイリ原発とは異なり、原発は絶えず、地下水系を直接的に接触を起こしており、また、メルトダウンを起こした核燃料はまだ尚、発熱し、原子炉本体は完全な停止状態には至っていない。

また、福島第一原発からは、毎日300トンの汚染水が排出されており、排出される汚染水には終わりはないとも述べる。

東京電力が行っていることは、水が注ぎっぱなしになっているバスタブから溢れてくる水を別のバスタブを用意して溜めこんでいるのと同じであり、問題の元凶となる地下水系の問題の解決のメドは立っていない。

東京電力は地下水系の問題を解決するために地下に凍結遮断壁の構築も進めているが、凍結遮断壁は恐らく失敗に終わるだろう。

地下水系の専門家は、東京電力と日本政府に対して地下水系問題は、既存の確立された技術で解決することを助言してきたが、日本政府と東京電力は、こうした専門家の意見には耳を貸さず、最終的には凍結遮断壁の構築を選択した。

凍結遮断壁では最終的には、地下水系の問題を解決することはできない。

  • >>334

    そもそもの問題として、チェルノブイリ原発の場合は、メルトダウンした核燃料コアは地下水系と接触することなく、原子炉の構造の最下部で「ゾウの足(elephant’s foot)」を形成してとどまった。

    チェルノブイリ原発事故から30年が経過した今でもゾウの足は事故当時と変わらない状態にあり、ゾウの足からは8分でヒトを死に至らしめる放射線量が生じている。

    一方、福島第一原発の場合、メルトダウンした核燃料コアがどのような状態にあるか、まだ誰も正確には把握できていない。現状で判っていることは、メルトダウンを起こした3基の原発の核燃料コアは地下水系と接触を起こし、福島第一原発の山側から流れてきた地下水は、核燃料コアと接触を起こすことで汚染されて、汚染水に変わってしまっているということとなる。

    この汚染水問題により福島第一原発の廃炉は、チェルノブイリ原発の廃炉に比べて100倍複雑性を増しており、費用も100倍かかるものとなっている。

    チェルノブイリ原発の廃炉費用が30億ドル(純粋な廃炉費用分だけの試算額)だとした場合、福島第一原発の廃炉費用は、5000億ドルはかかることになるだろう。

    しかし、ウクライナ政府はチェルノブイリ原発の廃炉には100年かかるとしている。対して、日本政府と東京電力は廃炉は30年で済むとしている。