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日本郵船(株)【9101】の掲示板 2022/05/13〜2022/05/16

今期はONEの業績見通しが公表されませんでしたが、日本郵船の業績見通しから、ONEの業績見通し(を日本郵船がどう考えているか)を計算してみました。

日本郵船の経常利益から自社ビジネス分を控除したものはだいたいONEへの投資利益とみなせるので、
2022年上半期について試算してみると、
1H経常利益見通し=4,600億円
1H営業利益見通し=970億円
したがって
1HのONEへの投資利益=4,600-970=3,630億円

NYKの持ち分を38%、1Hの為替を平均130円/USDと仮置きすれば、
1HのONEの純利益(のNYK予想)=(3,630億円/0.38)/1.3 = 7,348M-USD
同様に
2HのONEの純利益(のNYK予想)=(2,100億円/0.38)/1.3 = 4,251M-USD
という事になります。

この日本郵船が予想しているONEの純利益見込みを2021年10月~2022年3月の6か月の実績(=9,997M-USD)と比較してみると、
ONEの今期1Hの純利益は直近半年と比べて、7,348/9,997=74%弱に落ち込み、
ONEの今期2Hの純利益は前年同期と比べると、4,251/9,997=43%弱に落ち込む、という事になります。

為替レートの変動や、営業利益にかかる税等々の変動がありますから、厳密には上記の数字にはなりませんが、はたしてコンテナ輸送のSCが史上最高レベルで更改され、しかも一部は複数年度契約になったと言われているのに、今期2HのONE純利益がY2Yで-57%も減少するなどということが起きるのでしょうか。

まあ、長澤社長はじめ日本郵船の経営陣が全世界に向けて公式発表した数字ですから、きちんとした算出根拠があるのでしょうけれど、そこまで極端な減益がなかった場合には、昨年同様に四半期ごとに業績の上方修正が繰り返されることになりますよね。

昨年の10月に7,000円台前半だった株価も、繰り返される業績上方修正によって、5割アップの10,000円台をつけました。
今年も、繰り返される業績上方修正で5割アップの14,000円程度の株価になって行くと考えておけば間違えないでしょう。