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(株)アルデプロ【8925】の掲示板 2018/09/16〜2018/10/04

前期本決算の短信を拝見した。

自己資本比率(連結)が、前々期の約13%から約18%に改善されている。

但し、貸借対照表をチェックすると、資産合計337億円の内、9割弱の299億円を、販売用不動産と販売用不動産信託受益権が占めている。

ご承知の通り、これらは、前々期に仕入れ契約したもの(仕入れ決済は昨年10月末までに完了)が、売上に繋がらず、今期にズレ込んでいるもの・・・。

例えば、この299億円の評価価値が1割棄損したと仮定すると、約30億円のマイナスになるので、それをベースに試算すると、自己資本比率は9%台まで下がる。

現金及び預金は、前々期の27億円から14億円まで減少しているのが事実。

損益計算書を見ると、販管費と営業外費用で、トータル29億円支払っている。

流動負債を見ると、短期借入金161億円・1年内返済予定の長期借入金43億円あるのも分かる。

となると、現状の同社の資金調達力を考慮したら、冒頭に書いた販売用不動産と信託受益権の299億円の現金化が急務なのが伺える。

しかしながら、今期に入って一ヶ月半が経過したが、売上IRは全く公表されていない。

PS~不動産には相場がありますので、運転資金確保のための安売りは避けられるのかもしれませんが、売上締結が延期・破棄となり、(ケチが付いた形で)今現在に至っているのも事実です。

現金および預金が14億円まで減少している中、目先の資金繰りをクリアするためには、多少の無茶は避けられない気がする次第です。

更に付け加えると、6/19付のIRには、『現時点の発電設備費用等として、概算でパネル設置 約340億円、送電設備設置費用 約80億円、事業用地確保 約3億円、合計約423億円を見込んでおります』と明記されています・・・。

その資金は、どうやって調達するのでしょうか?