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フィンテック グローバル(株)【8789】の掲示板 2016/02/13〜2016/02/18




■トーベ・マリカ・ヤンソン(Tove Marika Jansson 1914年8月9日 - 2001年6月27日)女史は、フィンランドのヘルシンキに生まれたスウェーデン系フィンランド人の画家、小説家、ファンタジー作家、児童文学作家である。

●彫刻家の父ヴィクトル・ヤンソンと画家の母シグネ・ハンマルステン・ヤンソンの長女(弟が2人ペル・ウーロフ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン)として生まれ、自然に絵を覚えた。15歳で政治風刺を中心とする雑誌『ガルム』の挿絵を描き始める。10代から20代にかけてはストックホルムの工芸専門学校、ヘルシンキの芸術大学、パリの美術学校などへ通った。代表的なキャラクターのムーミン・トロールは、小説『ムーミン』シリーズの執筆(1939年、発表は1945年)よりも早く1944年頃から『ガルム』誌に挿絵として登場する。1966年に国際アンデルセン賞作家賞、1984年にはフィンランド国民文学賞を受賞。2つの自画像の油絵があり、若い時から酒とタバコが好きであった。

●日本では余り知られていないが、一般向けの小説(トーベ・ヤンソン・コレクションとして刊行)も多く書いている。日本でもムーミンシリーズ誕生60周年の2005年からあいついで文庫本(『トーベ・ヤンソン短篇集』・『誠実な詐欺師』)として発刊され、再評価されている。作家として世界的に有名であるが、本国フィンランドでは画家としての評価も高く、特にフレスコ画の手法を用いた国内の公共建築の壁画など多く作品を残している。

●私生活でのパートナーは、グラフィックアーティストのトゥーリッキ・ピエティラ(Tuulikki Pietilä、1917年2月18日 - 2009年2月23日)。作品『ムーミン谷の冬』に登場するトゥーティッキー(おしゃまさん・おでぶさん)のモデルともなっている。二人が30年近く夏を過ごし、ムーミンシリーズを含む作品が生み出されたのが、バルト海のクルーヴハル島。アニメーション放映の関係で招待され2度、来日している。