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■Moomin World (The Omoshiroi Nippon Video Award Entry)


■冬眠中のムーミンを起こして遊ぶ？
フィンランド「ムーミンワールド」の名物イベントがゆるかわいい！
　2016年2月10日 (水) 11:05 配信 T-SITE LIFESTYLE
　　　　　　　　　　　　靴家さちこ（くつけ・さちこ）

　　フィンランドといえばムーミン。トーベ・ヤンソンが繰り広げる不思議なムーミンの物語に魅せられて、本場のムーミンに会うためにフィンランド旅行を企てる人もいるぐらいだ。

　　あのムーミンキャラクターのゆかいな仲間達と会える「ムーミンワールド」は、ヘルシンキから200kmほど西のナーンタリというリゾート地にある。しかもムーミンワールドは屋外施設であるため、9年前までは夏季限定で開園していた。

　　実際に物語の中でもムーミンは冬眠するので、それまではフィンランド人の間でも「ムーミンは夏に会うもの」というのが定説だった。ところがムーミン一族は、冬でも束の間起き出してくるらしい。では彼らは、冬眠を中断して一体何をしているのだろう？

●ムーミンワールドがある町

1993年にオープンし、今のところ世界で唯一のムーミンのテーマパーク「ムーミンワールド」

　　ムーミンワールドの魅力は、実はこのナーンタリという町そのものと言っても過言ではない。フィンランド南西部にあるこの町は、フィンランドの大統領の公式別荘「クルタランタ」もある夏のリゾート地で、町全体にゆったりとした空気が流れている。

　　森と海とアーキペラゴの豊かな自然と、大小の船が浮かぶヨットハーバー。それらをながめながら歩くだけでも心が浮き立つのに、パステルカラーの木造屋敷が並ぶ旧市街と、色とりどりの花や野菜が並ぶマーケット広場に足を踏み入れたら、目の前におとぎの国の世界が広がってくる。

　　街の中には、ムーミンワールドの標識やムーミンバスに、「ナーンタリスパホテル」からムーミンワールドまでをつなぐ専用のムーミントレインまで走っている。インテリアからマグカップまで全てがムーミンづくしの「ムーミンストーリールーム」という客室もある。そう、ここはもうムーミンの町なのだ。





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