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野村ホールディングス(株)【8604】の掲示板 2019/02/02〜2019/02/15

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米国株、ダウ反落103ドル安 低調な小売り指標を嫌気 ナスダックは続伸

14日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が3日ぶりに反落した。前日比103ドル88セント(0.4%)安の2万5439ドル39セントで終えた。朝方発表の昨年12月の米小売売上高が市場予想に反して大幅に減少し、米景気の先行き不透明感が強まった。景気の影響を受けやすい銀行株や資本財株が幅広く売られた。

ダウ平均は230ドルあまり下げる場面があった。小売売上高は前月比1.2%減となり、減少率は2009年9月以来の大きさだった。市場予想は0.1%増だった。変動の大きい自動車・同部品を除いても1.8%減だった。

米実質国内総生産(GDP)の約7割を占める消費の急減速を受け、10~12月期のGDP予想を引き下げるエコノミストが相次いだ。年末商戦は底堅かったと受け止められていたため、米景気の減速懸念が強まった。

国内景気に敏感な銀行株が軒並み下げ、相場の重荷となった。長期金利の低下も銀行株の逆風だった。機械など資本財株も総じて下げた。小売り株はディスカウントストアは底堅かったが、百貨店は小幅に下げた。ネット通販を手掛けるアマゾン・ドット・コムも1%安だった。

一方、ダウ平均は15ドル高と一時上げに転じる場面があった。米国と中国が14日に閣僚級の貿易協議を始め、貿易交渉の進展を期待した買いが相場を支えた。ブルームバーグ通信は14日、トランプ米大統領が3月1日の貿易協議の期限を60日延長することを検討していると報じた。中国政府が米製品の一段の輸入拡大を提案するとの報道もあった。

14日には米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事が米テレビのインタビューで米景気の下振れリスクを念頭に「バランスシートの正常化を今年中に終わらせるべき」と述べた。FRBの資産圧縮の終了が近く、米株式市場に資金が流入しやすい環境が続くとの見方も相場を支えた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に5日続伸した。同6.577ポイント(0.1%)高の7426.955と、昨年12月上旬以来の高値で終えた。前日夕に発表した四半期決算が市場予想を上回ったIT(情報技術)のシスコシステムズなどが上昇した。ネットフリックスや、ゲーム株も高い。