投稿一覧に戻る スルガ銀行(株)【8358】の掲示板 2019/02/28〜2019/03/04 219 ちょんの間さうんろーど 2019年2月28日 18:07 ④ 縮小する資産と利ざやだが、来期は黒字へ 今、スルガ銀行は抜本的な組織改善を行なっているため、新規の営業ができません。新規の営業がなければ、新規の融資はゼロです。一方、既存の融資は満期が到来します。繰り上げ返済もあります。融資残高は一方的に減る展開が今後1年は続くでしょう。 実際、1年で個人ローン残高は1725億円減少(2017/9-2018/9)しました。昔の高い金利で貸していたローンが満期を迎えると、利ざやも低下します。 数量は減少。単価も下落。収益はその掛け算ですから6%程度の減収です。固定費はそのままですから減益になります。4月-9月の累計収益は1090億円の経常収益で、経常損失は780億円。最終赤字は962億円です。しかし、貸し倒れの一時的な費用が約900億円増えたため、赤字転落したのです。これ以上、不良債権が増えなければ来期は黒字です。400-500億円の経常利益、200-300億円程度の純利益はありそうです。そうなればEPS100円でPERは5倍です。 さて、業務が再開される来期には新規のローン獲得が始まります。中期的には、一方的な貸し出し残高の減少には歯止めがかかるでしょう。 ポイントは、今後の不良債権の増え方です。決算資料を見れば、シェアハウス向け以外の貸し出しの有担保ローンの延滞率は20bp程度と低いのです。不良債権はこれ以上、増えないでしょう。すると、スルガ銀行にとっての「かぼちゃの馬車」問題とは、[かぼちゃの馬車向け]のみの固有の問題であることが開示資料に強く示唆されています。 そう思う2 そう思わない5 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
ちょんの間さうんろーど 2019年2月28日 18:07
④
縮小する資産と利ざやだが、来期は黒字へ
今、スルガ銀行は抜本的な組織改善を行なっているため、新規の営業ができません。新規の営業がなければ、新規の融資はゼロです。一方、既存の融資は満期が到来します。繰り上げ返済もあります。融資残高は一方的に減る展開が今後1年は続くでしょう。
実際、1年で個人ローン残高は1725億円減少(2017/9-2018/9)しました。昔の高い金利で貸していたローンが満期を迎えると、利ざやも低下します。
数量は減少。単価も下落。収益はその掛け算ですから6%程度の減収です。固定費はそのままですから減益になります。4月-9月の累計収益は1090億円の経常収益で、経常損失は780億円。最終赤字は962億円です。しかし、貸し倒れの一時的な費用が約900億円増えたため、赤字転落したのです。これ以上、不良債権が増えなければ来期は黒字です。400-500億円の経常利益、200-300億円程度の純利益はありそうです。そうなればEPS100円でPERは5倍です。
さて、業務が再開される来期には新規のローン獲得が始まります。中期的には、一方的な貸し出し残高の減少には歯止めがかかるでしょう。
ポイントは、今後の不良債権の増え方です。決算資料を見れば、シェアハウス向け以外の貸し出しの有担保ローンの延滞率は20bp程度と低いのです。不良債権はこれ以上、増えないでしょう。すると、スルガ銀行にとっての「かぼちゃの馬車」問題とは、[かぼちゃの馬車向け]のみの固有の問題であることが開示資料に強く示唆されています。