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(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2024/04/28〜2024/04/30

おはようございます、空売りウォッチしようと思っていましたが、GW期間のせいか日証協と東証のデータが更新されていませんので今回はお休みさせていただきます。

その代わりに先日投稿したバークレイズ銀行(以下B銀)の買い返済の問題について考えてみました。既報の通り4/22付けで約670万株の買い返済がされていました。商社・メガバンクで今回買い返済があったのは伊藤忠と住商と三菱UFJのみです。
渡し株ではなく買い返済がなされたのは、買い返済で一時的な損失を被ってもその後株価の上昇が期待できトータルで渡し株するよりも得になると判断したものと思います。つまりB銀は現状伊藤忠と住商三菱UFJの3社は株価が上昇するとみて買い返済していると思われます。

もっともこの後の展開次第では8社すべて買い返済するという展開もありますし、いくつかは渡し株でいくつかは買い返済という可能性もあり、それこそ変化無限でいくら考えてもキリがありません。したがって、今回はこの3社のみ買い返済があったという事実に絞っての考察です。

まず、伊藤忠については4/3に大幅な増配を発表しました。その後の株価はご存じの通りです。伊藤忠はB銀が約129万株の他にJ・Pモルガンが約212万株買い戻しています。
次に住商ですがこちらは好調な業績に加えて累進配当導入の思惑(他の4大商社は既に導入済み)があります。住商の返済はB銀が約210万株減少しています。詳しくは空売りネット(8001・8053)で検索してみてください。

このように他の2社にはそれぞれ材料がありました。三菱UFJの場合はどうかというと、前期4Q・通期の好業績は言わずもがな、今期以降の業績の伸び、金利上昇期待、新中経の発表などの他に増配・自社株買いへの期待など材料は目白押しです。我々株主はいわば中の人で、材料に慣れっこになっているとそれらの材料に目が行かなくなることもありますが、他人から見ると芝が青く見える材料に事欠かないとも言えると思います。

今後B銀の買戻しが進み株価が上昇すると他の空売り機関にもその影響が及ぶものと考えています。