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(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2023/03/18

しかし金融屋は歴史を学ばないね。
ヘッジファンド規制したら世界は!

アジア通貨危機の時の教訓ないね。

1995年以降、アメリカ合衆国の長期景気回復による経常収支赤字下の経済政策として「強いドル政策」が採用され、アメリカ合衆国ドルが高めに推移するようになった。これに連動する形で、アジア各国の通貨が上昇(増価)し、その結果アジア諸国の輸出は伸び悩む展開となった。これらの国々に資本を投じていた投資家らは、経済成長の持続可能性に疑問を抱くようになった。

そこに目をつけたのが、欧米のヘッジファンドである。ヘッジファンドは、アジアの経済状況と為替レートの評価にズレが生じ、結果として自国通貨が過大評価され始めていると考えた。そこで過大評価された通貨に空売りを仕掛け、安くなったところで買い戻せば利益が出る。1992年にイギリスで起こしたポンド危機と同じ構図である。

ほとんどの国家で「ドルペッグ制」が採られていたため、ヘッジファンドは通貨を空売りすれば巨額の利益を得られる一方で、例え失敗したとしても、アジア諸国の為替レートが上昇していくため、損を被るという可能性は低く、この非対称性が、大規模な通貨への売り仕掛けを呼ぶこととなった。

こうしてヘッジファンドは各国の通貨の空売りを実施した。各国の通貨はヘッジファンドの思惑通りに大暴落し、各国の金融当局はその下落する通貨を買い支える事が出来なかった。その後、アジア各国の為替レートは、変動相場制を導入せざるを得ない状況に追い込まれ、その後、各国の通貨は急激に下落した。