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(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2017/03/24〜2017/03/29

米国株の急激な方向転換、その兆候はどこに?By AARON KURILOFF and CORRIE DRIEBUSCH
2017 年 3 月 29 日 16:39 JST
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は150ドル余り上昇し、9営業日ぶりに反発した。投資家は市場がどこに向かおうとしているのか、ますます分からなくなった。
米国株は3月に入り、景気拡大とインフレへの期待を背景に過去最高値を更新したが、最近はこうした期待が薄れ、ダウ平均は過去12営業日のうち10営業日で下落した。
 先週、医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案が撤回されたことを受けて、減税やインフラ投資拡大といったドナルド・トランプ政権の優先事項が早期に実施されることへの期待に陰りが生じている。
 ダウ平均が下落したこと自体よりも、続落した期間の長さの方がインパクトが強い。実際、過去12営業日の下落率は1%にすぎない。ダウ平均の28日に0.7%上昇し、今月1日以来の上げ幅を記録した。
一部のアナリストは、投資家が投資不適格(ジャンク)級の社債に要求するプレミアムが上昇していることに注目している。
 ブルームバーグ・バークレイズのデータによると、ジャンク債と米国債の平均利回り格差は27日時点で4.04ポイントと、今月初めの3.47ポイントから拡大した。
 利回り格差の拡大は、投資家がジャンク債のリスクが高まったとみていることを示唆する。ジャンク債市場は米国の経済状況を探る手掛かりとして注視されているため、この動きは注目に値する。
 ジャンク債を発行する企業は財務の柔軟性が低いため、その社債は投資家心理の変化に大きく左右される。
 投資家は小型株や輸送株など、米大統領選挙後の経済成長に対する期待の度合いを示すさまざまな株価指数にも目を配っている。
  今後、株価の変動幅が大きくなると投資家が予想している兆しが見られる。その動向を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX指数)は27日、昨年11月半ば以降で初めて15を超えた。もっとも、翌28日には11.5に低下した。
 ドイツ銀行の株式デリバティブ(金融派生商品)アナリスト、ロッキー・フィッシュマン氏は「今年これまでボラティリティーを抑えてきた要因の一部が崩れる可能性に対する小さな不安がうかがえる」と指摘した。