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日本銀行【8301】の掲示板 2021/07/06〜2022/03/13

◆エネルギー価格上昇によるコストプッシュインフレはデフレを促進させます!
http://www.chiba-jp.work/?eid=1304

 インフレには、コストプッシュインフレと、ディマンドブルインフレの2種類があります。

 日本国民が豊かになるインフレは、ディマンドブルインフレです。

 今起きているのはコストプッシュインフレで、デフレ下におけるコストプッシュインフレは日本国民をより貧困化させます。

 第2次安倍政権のアベノミクスにおいて、物価目標2%としていることは、多く人が知っているかと思います。

 この物価目標2%とは、具体的には、コアCPI(生鮮食品の価格変動を除いた消費者物価指数=Consumer Price Index)を指標にしています。

 世界標準はコアCPIですが、日本の場合は、内閣府のホームページでは、CPI、コアCPIに加え、原油やLNGガスという資源がないため、コアコアCPI(生鮮食品及びエネルギーの価格変動を除いた消費者物価指数)も公表しています。

 何が言いたいか?といえば、原油価格が高騰すれば、コアCPIは上昇しますが、コアコアCPIは上昇しません。

 むしろ政府がデフレギャップを埋めるための財政支出が十分に行われず、デフレ放置がしている環境下では、コアコアCPIは減少します。

 なぜならば所得が伸び悩む中で、原油価格を原因としてコストに転嫁されると、モノが買えなくなるからで、コアコアCPIは減少するのです。

 直近のコアコアCPIは、▲2%弱と、21世紀で最大の落ち込みとなっています。

 しかしながら、2019年10月の消費増税、コロナパンデミックで世界で日本だけが財政赤字拡大不十分ということで人為的な経済失政が原因であり、▲2%弱のコアコアCPIという結果は、人災といえるレベルで、当然の帰結といえるでしょう。

 もし、岸田政権あるいは日銀が、コアCPIが上昇しているのを見て、「デフレは脱却した!」「需要不足は終わった!」などと思うならば、もはや政府・日銀はバカの極みです。(さすがにそう思っていないと私は信じたいですが・・・。)

 政治家はCPIの指標、分析、統計的な見方を知っているとは思えず、私は国民に誤解を与えないようにするため、物価目標は速やかにコアコアCPIに変えるべきであると思っています。