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東京エレクトロン(株)【8035】の掲示板 2018/11/02〜2018/11/11

>>950

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2018/11/11 05:07JST

文在寅(ムン・ジェイン)政権が経済面での実績を広報する際に掲げる数少ない指標が輸出だ。先週の国会演説でも文大統領は輸出に言及した。「韓国が成し遂げた経済発展の成果は驚くべきものだ」と述べ、輸出好調を根拠に挙げた。今年の輸出は前年比で6%以上増えた。ところが、それは全て半導体のおかげだ。
 下り坂だった設備投資が9月に3%の伸びに転じた。政府は喜んだが、これも半導体効果だった。
。7-9月期の上場企業による営業利益は18%増だった。かなりの好況に見えるが、うちサムスンとSKハイニックスが占める割合は61%に達する。輸出も投資も企業業績も半導体を除けば、殻しか残らない。半導体がなければ、国家経済がどうなっていただろうかと問いたい。

 韓国の半導体が掌握したグローバル覇権は堅固だ。
しかし、中国という不確定要素が恐ろしい。中国の怖いところは「反則」も辞さない国家資本主義体制である点だ。

 中国の半導体は民間産業ではない。政府が銃を背負い、資金と人材をつぎ込む国家産業だ。

この重大な転換点で予期しないニュースが飛び込んできた。米国が中国メーカーに対する半導体製造設備輸出を禁止するとの発表だ。半導体生産は韓国が首位だが、半導体製造設備は米国が独占している。米国製の設備なしでは、中国は半導体生産ラインを構築できない。米国は意図的に中国の前途を塞いだと言える。それでも中国があきらめることはない。どんな方法を使っても半導体の崛起を成し遂げようとするはずだ。しかし、その道はより困難となり、技術的なハードルも上がる。韓国にとっては時間を稼げた格好だ。まさに天運と言えよう。

 30年前にも幸運があった。日本が急成長していた時代だ。「韓国がコンピューターチップを供給しなければ、米国は困る」とすがりつくと、米国はそれを座視しなかった。日本の腕をひねり、日本の半導体に10年間の足かせをはめる協定を結んだ。日本勢の後退につれ、韓国の半導体には追い風が吹いた。日本の半導体が壊滅的な打撃を受けた市場がそっくりサムスン電子の物になった。1993年にサムスンは日本メーカーを抜き、DRAMで首位に立った。半導体産業に進出してちょうど10年目だった。米日摩擦がなければ、現在の半導体神話はなかったかもしれない。