ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

三井物産(株)【8031】の掲示板 2021/03/09〜2021/04/30

米バークシャー円建て社債発行へ日本株投資拡大
日本経済新聞
4月5日 18:11更新=AP
著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが円建て社債の発行を準備していることが5日、わかった。円建て社債の発行は2019年、20年に続く3回目。初回は4300億円、2回目は1955億円を調達しており、今回も発行額は数千億円規模に達するとみられる。
8日に社債の発行条件を決める。発行を予定するのは償還までの期間が5年、10年、15年、20年の4本となる見通しだ。主幹事はBofA証券、JPモルガン証券、みずほ証券が務める。
市場では5年債の利率は約0.2%になると想定されている。日本国債を上回る格付けを取得するとみられ、社債投資家の需要が集まる可能性がある。
2回目の社債発行後には伊藤忠商事や三菱商事など日本の5大商社株に投資した経緯がある。今回も社債で調達した資金で商社株に再投資するとの見方が浮上し、5日の東京株式市場では一時、三井物産の株価が前週末比5%、丸紅が4%上昇する場面があった。
バフェット氏は基本的に株式を長期間保有し、企業のキャッシュフロー(現金収支)からみた「割安さ」をもとに投資判断する。主な投資先はコカ・コーラやアメリカン・エキスプレスなど「誰もが知る大企業」が多いとされる。
ただ、近年は米国に投資マネーが集中したことで、米国内ではバフェット氏が好んできた割安株が減少。収益機会を求めて日本株に投資対象を広げたとの見方がある。
バークシャーによる商社株投資の背景には「低金利の円建て社債で調達した上で、変動率が低く高配当利回りの株を買えばほぼ確実にサヤが抜ける」(岡三証券)との指摘がある。
商社株の配当利回りは2~4%台で、前回発行した中で最も年限が長い40年債の表面利率は2%。株価が安定すれば安定的な収益を狙えるとの見立てだ。市場では商社以外の日本株の投資先候補として銀行株や通信株などが取り沙汰されている。
バークシャーは20年8月に日本の商社株への投資を明らかにした際に「長期保有を目的としている」と明言しており、株価の動向次第では投資先への出資比率を5%から9.9%に引き上げるともしている。今回調達する円建て資金を商社株の出資比率引き上げにあてる可能性もある。