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任天堂(株)【7974】の掲示板 2021/04/11〜2021/04/17

NVIDIAのCPU参入で、任天堂もスイッチ用のプロセッサの設計を理想的なものに変更することができます。

ゲーム処理では、CPUで通常の処理により、モデルの動作や相互の反応などや、通信処理やデータ処理などを担当し、それらの一部をGPU側のAIエンジンに渡したり、戻したりしています。そしてそれらの結果をGPU側の幾何演算エンジンにわたし、描画エンジンに渡し、画像出力しています。

これらの処理でも、CPUとGPUの間で多くの通信処理が発生していて、ボトルネックになっています。

しかし、これまでは、CPUの設計とGPUの設計は、それぞれ別の会社で異なる思惑で製作されていて、その統合は不可能でした。

ところがこれからは、その設計を統合することができ、通信のボトルネックを減らしたり、演算エンジンの無駄を減らしたりすることができます。

もちろん昔のように完全にオリジナルの設計をするということではありません。今のプロセッサコアは、その数の増減を簡単にできるような柔軟な設計ができます。そのため、スイッチのように大量生産してもらえるプロセッサであれば、最適化な数の各種のコアを望み通りに搭載したものをセミオーダーで設計してもらえます。

また、NVIDIAは任天堂へのソフト支援も約束していて、そのための専用のデバイスドライバや基本ライブラリなども開発して提供してくれます。

それで何ができるのかというと、小型で低価格で高性能な、スイッチ専用のプロセッサが開発できます。

今の5nmプロセスで製造されたiPhoneのグラフィクス性能はスイッチ並みですから、最新技術を使えばスイッチのファンレスは可能な目処がついています。

さらに、そこにNVIDIA + ARMが協力してスイッチに最適なプロセッサをカスタムメイドすれば、更なる効率化が可能ですから、余裕で達成できるでしょう。

もちろん製造コストも削減できます。

なぜファンレスが大切かというと、その耐久性です。水にも、ホコリにも強くなりますから、電池のことを無視すれば、スイッチの寿命を10年くらいにすることもできます。

それがどういうことかというと、スイッチの累計販売台数の増大にさらに貢献します。スイッチ累計販売台数10億台への大きなブーストになります。