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任天堂(株)【7974】の掲示板 2021/04/03〜2021/04/10

通販で、血圧、体温、酸素飽和度、心拍くらいがリアルタイムで連続測定できるスマートウオッチが、スマホソフト付きで、四千円で売られていました。びっくりです。

要するにもう原価千円でこれが作れるということですし、そのうち数百円になるということです。

さらに今はセンサーはこれだけですが、そのうち体内埋め込み式の追加モジュールとかが開発されれば、病院でしている血液検査の項目の多くもスマートウオッチで測定できることになり、それがクラウドに送られ、自分の全遺伝子データとセットになり、さらに世界から集められたデータと一緒に解析されれば、遺伝子由来の体質と健康の関係もよくわかるようになります。ガンなんかもすぐにわかるようになるでしょう。あと10年くらいです。


さて、リングフィットの面白さは、ゲームでの仮想的な報酬と、健康を獲得するという、現実的な報酬の双方をゲームで獲得できることを脳が学習し、その豊富な報酬に導かれて、飽きるということに高い抵抗性を獲得したゲームであるということです。

ここでのポイントは、その報酬体系の階層化です。仮想的報酬と、社会的報酬です。

もちろん任天堂はこの主題は昔から掲げていて、みんなを笑顔にするということは、この社会的な報酬のことを言っていますが、それは娯楽という範囲のことでした。

それがリングでは、健康という新たな報酬を得ることに、大成功しています。(もちろん過去にもありましたが、ここまでの成功ではありませんでした。まだ娯楽色が
強いものでしたが、リングはガチで健康色が強いものです)

この延長線上にセンサの進歩があります。

コンピュータの拡張とは、要するに多様なセンサにより、現実のアナログな事象を離散化データにして、コンピュータに取り込み、多様な処理して、現実に戻し、効果を発揮するということですが、そのポイントとなる、センサの多様化と低価格化がこれから急速に進み、その応用範囲が広がります。

すなわち、リングフットに応用できるデータが多様化し、それをゲーム空間に取り込み、仮想的な報酬で脳を騙し身体を操作し、その結果として身体的な利益も出させて、社会的な報酬を得させるという、システムの応用の幅が大きく広がるということです。