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任天堂(株)【7974】の掲示板 2019/08/28〜2019/09/04

マイクロソフトのスペンサー曰く、クラウドの普及は当面ない。現状ではCSと同じ体験を提供することは不可能。

  • >>322

    全くその通りです。コンピュータ技術を進歩させてきたコンピュータのダウンサイジングとは、脱クラウド化でもあり、すなわちホストでも処理してきたことを、クライアントで処理することで、通信コストと管理コストを節約する仕組みであり、この流れはまだ底打ちしていません。まだ脱クラウドの流れが基本です。

    クラウドで有利な処理は、データ集約的な処理に限られ、それらは昔から価値を生み出していて、処理の棲み分けは明確です。

    グーグルやマイクロソフト、アップルなどもこのことは理解しており、理解しないで騒いでいるのは無知な外部のアナリストくらいでしょう。

    任天堂もこのことはよくわかっています。昔からホストを使ったゲーム開発をしており、負荷分散とコストの関係はよくわかっています。

    クラウド処理よりもはるかに重要なことは、ローカルでの処理系を最新の技術トレンドに沿わせることです。すなわち、端末の小型化、軽量化、低消費電力化、低価格化を実現しながら、シェアを獲得することです。これが最も厳しい戦いです。

    この戦いにソニー、アップル、マイクロソフト、グーグル、アマゾンなどの錚々たるメンバーが挑み敗退しています。最適なソフトの開発ができないのです。

    そこでの例外が任天堂です。しかし任天堂も、コストの壁から最適な端末の製造はこれまでできませんでした。

    コストの壁のため短命な端末しか作れなかったのです。一本足打法と言われてきた原因はここにありました。

    しかしコンピュータのコストが下がり、ついにオモチャの価格でも本格的なUNIX コンピュータを採用できる時代が到来しました。それがスイッチというUNIX コンピュータです。

    UNIX コンピュータこそが世界の基本システムです。マイクロソフトのクラウドでさえ、UNIX を採用しています。自社OSは一部でしか使っていません。基本はUNIX です。

    その世界標準OSであるUNIX を携帯ゲーム端末であるスイッチに採用でき、成功させたことが一番大きなことです。

    アナリストはこのことの分析がほぼできていません。スイッチの真の価値がわからないのです。

    この価値が広く顕在化するのはまだかなり先のことです。