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キヤノン(株)【7751】の掲示板 2022/09/02〜2022/09/17

おはようございます。過去の話ですが。

1973年と1979年の二度のオイルショックによって、
 石油が暴騰し巨額のオイルマネーが石油輸出国にプールされ、
  世界中が不況で急激なインフレとなった。
1970年代以降、米国もインフレに苦しんでいた。
 アメリカはインフレ抑制のために80年ごろから高金利政策をとり(ドル高 1ドル226円~250円)、金融を引き締めた。
  1970年代後半7%であった米財務省証券の金利は、
   81、82年ごろには16%前後まで急上昇。
    そのため、オイルマネーのみならず、
日本からも高金利を求めて膨大な金がアメリカへ流れた。

当時アメリカ政府は巨額の財政赤字に悩んでいたが、
 高金利に惹かれた海外から流れ込んでくる資金のおかげでそれがさばけた。
  資金の流入はドル高に導き、それによって、
   輸出減少と輸入増大をもたらした。
財政赤字の縮小により、1982年中にはインフレ率の低下へつながり、
 金利は下がった。

「レーガノミクスでは、海外からどれだけのお金を借りられるかの
 壮大な実験の場だった」、と現筑波大学の、
  当時東京で投資銀行家として働いていたマーフィーが答えている。

行き過ぎたドル高を是正するための1985年のプラザ合意によって
 1ドル=235円になり、
  1年後には150円台にドルの価値が下がった。
   円高ドル安への誘導を行ったわけだが、
その結果、日本の輸出産業に打撃を与えることになった。