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和食レストランなどを展開する梅の花(福岡県久留米市)は30日、同社が赤字決算の回避をもくろみ、減損処理の対象店舗数を実態より少なくする不適切な会計処理を約10年間続けていたとする第三者委員会の報告書を発表した。2010年9月期連結決算以降を訂正し、19年4月期の純損益は1億8400万円の黒字から9億8100万円の赤字に変えた。
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 梅の花はこの日、関東財務局などに訂正した報告書を提出した。報告書によると、不適切処理は09年9月期決算で当時の経営計画室長が始めた。当時専務だった本多裕二社長が2期連続の巨額赤字を免れたい意向を示したため、減損の対象店舗を減らすなどして減損金額が少なくなるように処理した。
 不適切処理は後任の担当者にも引き継がれたが、報告書は本多氏らは担当者から具体的説明を受けていないとして「役員による組織的関与があった事実は認められない」と結論付けた。