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五洋インテックス(株)【7519】の掲示板 2017/09/21〜2017/11/13

医療ツーリズムについて
日本政策投資銀行のレポートでは、2020年時点で日本のメディカルツーリスト数は年間43万人の潜在的需要がある(そのうち中国からの人数は年間31 万人)と予想しています。その予測を基に算出される市場規模は年間約5,500億円、経済波及効果は約2,800億円と試算されており医療ツーリズムは著しい成長が望める市場といえます。
ではなぜ医療ツーリズムが増加傾向にあるかというと、イギリスやカナダでは治療を受けるまで時間がかかるそうで「待機時間の解消」を目的に渡航するケースが多いそうです。また米国では、米国では多数の無保険者がいることに加え、雇用者側が医療保険の負担軽減のため従業員に医療費の低い海外での治療を推奨しており、「低コストの海外医療」を求める場合が多いそうです。金額で比較しますと、盲腸の手術は米国では250万円から550万円ぐらいかかりますが、日本では35万円前後と10分の1です。子宮摘出手術では米穀は169万円位ですが、日本は10万円位、心臓バイパス手術は米国では1627万円位かかりますが、日本では300万ぐらいです。
このように、海外に比べ日本はかなり安いことがわかりますので、今後海外からの医療ツーリズムが増加することになりそうですね。また中国では多くのがん患者がいます。しかし、先進医療であるがんの免疫療法による治療は認められていないため、富裕層のがん患者の方は、日本で先進医療を受けるために渡航してくる場合が多くなりそうです。実際、私の母が、柏がんセンター病院に入院していましたが、その時も中国の方が診察にきていらっしゃいました。医療ツーリズムの成長性は日本政策投資銀行のレポートを見ればわかりますね。